人材獲得を目的とした、介護福祉士 試験対策動画の制作を検討している。
動画制作の目的は今までと変わらない、集客と長期での人材獲得。
既存の教材系動画との差別化を図りながら、会社の認知度向上で応募を促進する戦略である。
これをやってみて効果を感じられるなら、1年から2年単位の仕事になりそうだ。
現在、そのコンテンツ内容を検討中である。

勉強熱心で意欲的な人と繋がりたい
重要なのは資格取得を目指す勉強熱心な層に当社を認知してもらい、そういった意欲的な人材から求人応募を受けることである。
動画コンテンツは視聴者に価値を感じてもらえなければ見てもらえないのが現実だ。
だからこそ有益な情報を提供し、楽しく勉強になるコンテンツで会社の認知を広める戦略を取る。
求人広告を出すのではなく、専門知識を提供することで自然に当社への関心を高める仕組みを構築したい。
日本の人材不足を解決するような希望は現状ない。
だから超長期戦に備えなければならない。
広島のみならず、全国の勉強熱心で意欲的な人から、当社に興味を持ってもらえる環境作りである。
メインチャンネルとサブチャンネルの役割
メインチャンネルは利用者さん向け、サブチャンネルは支援者向けの内容である。
言い換えるとメインチャンネルは「サービス、有益な情報提供」。
サブチャンネルは「経営理念や思想の共有」である。
YouTubeを始めた時は、利用者さん向けの有益な情報提供をしていれば、 人材獲得もある程度はうまくいくと思ってた。
まあ実際効果も感じてるんだけど、 もっと効果を出したいし勉強熱心な層と繋がりたいと思ってる。
そこで「経営理念や思想」だけでなく、支援者にとっての教材を作ることにした。
まずは与える、「ギバー」になることが重要なのだ。
既存動画との差別化
他の介護福祉士受験対策動画をリサーチしてみると、「耳で勉強するタイプ」や「一人の人間とホワイトボードタイプ」の動画に数万回再生されていた。
耳で勉強するタイプは通勤中や散歩中に聞くリスニング型のコンテンツなのだろう。
一人の人間とホワイトボードタイプは、中田敦彦さんのYouTube大学のような感じ。
これは熱心に見たいユーザーのために、テロップを入れればもっと見やすくなると感じた。
どのチャンネルでも共通して言えるのは、当事者がいない。
つまり実際に要介護状態になったおじいちゃん、おばあちゃんがおらず、自治体、とか行政、とか試験に出てくる用語のままなのでイメージが湧きにくい。
これが例えば、
「脳梗塞で片麻痺になった田中ひではるさん」
「広島市佐伯区の介護保険課に申請して2カ月後に要介護1の判定が出た」
など、ご本人の画像付きで紹介しつつ、過去問題と照らし合わして解説していくようなスタイルはどうかと考えている。
架空の人物、架空の自治体では視聴者もイメージが湧かず楽しくないだろう。
暗記的な要素は解説する中で自然に紹介しつつ、「ここは2022年の試験に出てるよ」など、ただの暗記にならずに覚えられる工夫をしたい。
過去問を解いて気づいた読解力の重要性
12〜13年ぶりに介護福祉士の過去問に挑戦してみた。
29〜30歳の頃に勉強した内容は大きく変わっておらず、余裕の合格ライン結果だった。
今回受験するという目的ではなく、受験対策となる動画コンテンツを作るという視点でやってみて気づいたことがある。
それは介護福祉の知識以前に「文章の読解力」こそ重要だということだ。
読解力さえあれば解ける問題が相当数存在する。
ひっかけ問題も多い。
ただ、問いの本質を抜き出し、関係のない要素をスルーできれば攻略可能である。
この読解力という要素をどのように伝えようか…
この部分は非常に悩みものである。
終わりに
僕は障害福祉分野の人間なので介護保険のプロではない。
ただ、介護福祉士とケアマネージャーの資格はあるので多少の説得力はあるだろう。
それとこれまで解説系YouTubeを続けてきた経験も活きるだろう。
質の高いコンテンツを提供して、共感してくれる人との出会いを作りたい。
それにしてもアメリカ大統領からロックスターまで…
誰もがカメラの前で一芸を披露しないとやりたいことが出来ない世界は異常だと改めて思う。
