先日生活介護事業所ファニーが日帰りの宮島旅行に行った。
雨予報を覆し晴れ間も見える過ごしやすい天気。
大人数での外出は大変だ。
人手がいるし、トイレ位置確認やご利用者の歩くペースもそれぞれ違う。走る人もいるからね。
計画したスタッフの皆さまご苦労さまでした(^ ^)
喜びを表現をすることが難しい人も多いけど、「嬉しい!楽しかった!」
そんな表情をしてたし心の声が聞こえました。そしてこの体験はみんな必ず記憶に残っています。
計画
なんだって段取り八分、計画した時点で勝負は決まっているのだ。
事前計画はたくさんあるだろうけど、要点は3つあるように見えた
- 電車等は使わず車で移動
- 2グルーブに分けて行動
- 想定内のトラブルへの人員配置
ご利用者は乗り物が好きな人が多いので、外出するとなると支援者として電車とかを使いたい気持ちになるけど、ここはグッと堪えたようだ。
今回はみんなで宮島を楽しんでいただくことに集中したのだろう。
「二兎追う者は一兎も得ず」なのだ。
ちなみに僕の信条は「二兎追わないと二兎得られない」である。
2グルーブに分けるのもいいと思う、車イスの人もいれば走る人もいるからね^ ^
振り幅がすごい。
最後は想定内のトラブル。これは、
・場面切替時の興奮や
・(ご利用者にとって)予定外の出来事への対応困難
などがある。それに対して人の配置を考えているようだった。
計画裏話
今回実行したのは3月9日。
暖かくなり始めた季節を狙ってというのもあるが、3月4月は節目の季節、生活の転換期でもある。
うちの会社でも、家族の転勤や子どもの成長によって働き方を変える人たちがいる。
介護職はご利用者との距離感がとても近いので、必然と気持ちが入る。長く勤めていると尚更だ。
もちろんご利用者のための企画であるが、退職するスタッフたちにとっての思い出作りでもあるのだ。
計画裏話 番外編
当日の朝、僕はみんなと一緒に行くことができなかったので、先に宮島について出迎えてみた。
前日夜に用意した
ようこそ宮島へ!ファニー御一行様
と書かれた段ボール看板を現地まで持ち運び、カーフェリー乗降口で出迎えた。
段ボール看板を持ってカーフェリーが着く先端まで行こうとすると、管理しているおっちゃんに「勝手に入っちゃいけんよ!!」と怒られた。
先端まで入ってはいけないようだった。
喜びを表現をすることが難しい人も多いけど、社長の熱い歓迎を喜んでいたと思う。
ランチは穴子重か海鮮丼で
今回は菊乃家という旅館のレストランで食事をいただいた。選択肢は穴子重か海鮮丼。
この二者択一は辛い…両方とも半分ずつ!!という選択肢が欲しいがそうはいかない。
みんな迷いに迷って選択したランチは格別だったでしょう(^ ^)
もちろんスタッフも一緒にいただきご満悦です。
宮島は牡蠣だけでなく穴子も有名だ。
ちなみに僕はこの後の仕事の都合上、食事前に退散(泣)
穴子重食べたかった。
広島の観光地 宮島の今
今回の外出レクとは関係ないけど、広島の観光地 宮島の今の状況について。
この日帰り旅行に行ったのは2023年3月9日。
コロナ前の状態までは回復していないと思うけど、日本人・外国人観光客もだいぶ復活している印象。
東京周辺ではコロナ前の半分くらいまで観光客が回復しているらしい。
あとは中国からの観光客が戻ってくれば、また賑やかな観光地になるだろう。
終わりに
僕は到着から菊乃家まで一緒に歩いただけだけど、みんな大変だったと思う。
集団で外出することの大変さ、その反面、達成できたことの喜び。
そして僕たち支援者も大きな学びになる。
退職するスタッフには、これまでありがとうございました、これからも頑張ろうね、と伝えたい。
入社するスタッフには、ご利用者の生活の質の向上を本気で考える人になってほしい。
ご利用者は、あるときは僕たちの先生としていろんなことを教えてくれます。