今月からコロナが感染症法5類に移行し、濃厚接触者の特定などもなくなりほぼ普通の生活に戻れる。
国の出入国の水際対策もなくなり、広島駅や原爆ドームなどには外国人観光客が増えていて、コロナ前の景色に戻りつつある。
これだけ流行ったマスクも、個人の判断に委ねるという形で収束を図ろうとしているがどうなるものやら…
僕はマスクが苦手でコロナ禍中も最小限しか付けなかった。
加えて子どもに表情を見せて育てたいと思っているので基本付けない。
言葉の理解が未熟な子どもには表情で伝えることも重要だと考えているからだ。
表情が与える効果
笑顔やフレンドリーな表情は相手にポジティブな印象を与える。
ある統計では、人と会って話したとしても内容なんて覚えておらず、「ポジティブだった」「調子が悪そうだった」など、ぼやっとした印象しか残っていないそうだ。
表情や声色のような言語以外の情報が9割という法則もある。
知的障害や子どもなど、言語理解が難しい人にとっての表情(視覚情報)のウエイトはもっと大きいかもしれない。
スタッフ間でも表情は重要な要素
有名起業では、スタッフ間のコミュニケーション不足を理由に半年以上前から脱マスクの動きがあった。感度の高い企業は動きが早い。
一章に書いた通り言語以外の情報が9割となると、相手の考えや人間性はわかりにくい。
ご利用者の情報共有や、同僚と想いを共感するなど、意思疎通や共感が多く要求される介護職での表情はもっともっと重要だろう。
製造業や内職工場ならこんな風には思わなかったかもしれない。
ちなみにマスクを強要される職場であれば僕は即辞めていただろう。
一度、事業所単位で話し合ってみるのはどうでしょう?
これは会社の命令で決めることじゃないと思うから、事業所単位で話し合ってみるのはどうでしょう?
ご利用者に直接意見を聞くのもいいと思う。
結果もマスクを付けるか外すか?ゼロかヒャクかではなく、TPOに応じてになるかもしれない。
いや、付け続けようとなるかもしれない。
でもその経緯が大事だと思う。
僕が絡むと萎縮してしまう人もいるらしいから、みんなで話し合ってみてほしいな。
終わりに
元は自分の子どもに対して考え始めたことだけど、ご利用者にも重ねて同じことを思う。
表情を見ながら支援を受けてほしい、そうなってほしいと願うだけだ。
社会や世間がコロナを受容し始めた今、どのように向き合うか考え直すいい機会かもしれない。
マスクがパンツ化する前に。