この言葉は誰もが見たことあると思うし、誰かから聞いたこともあると思う。
僕の知っている限りこの言葉に深い意味なんてなく、ただの字義通りだと思う。
ただ、それが出来ない。
僕も人に任せるのが苦手だった。
そもそも最初から得意な人なんているのかな?
根っからのリーダー気質の人だとそうなのかな。
このことについて思うことがあるので、実体験を経た僕の考えをブログにしておく。
僕の実体験
(たしか)2006年に介護職に就いてから6年間、ホームヘルパーを中心に現場とサ責、請求業務、1年だけ管理者もやらせてもらっていた。
2012年に生活介護と就労支援の多機能型でファニーを開設。
両事業とも軌道に乗り、2017年に佐伯区利松に2店舗目を出店した。
ここが大きな転換点だった。
そこまでは自分の目の届く範囲ですべてのことが完結していたし、コントロール出来ている感覚があった。
しかし2つ目の事業所が出来てから状況が一変する。
物理的に目が届かなくなり、自分以外の人に任せなくてはいけなくなった。
気になって気になって仕方ない
2店舗目までは送迎表の作成、レクの計画、外部とのコミュニケーション、個別支援計画、請求情報の確認(入力は2015年から任せていた)、すべてをやっていた。
それが出来なくなった。
現場スタッフは「大丈夫ですよ、私たちでやってわからないことがあれば田中さんに聞きますから」、そういってくれるんだけど聞く耳など持っていなかった。
自分でやる以外の方法を知らなかった。
今いるスタッフからすると想像できないと思うけど、最初はスタッフが作った送迎表をイチイチチェックして、イレギュラーがあると「何故か?」と聞きまくった。
しかもグループホームの夜勤明けに。
それくらいすべてが気になって仕方なかった。
それはあなたにしか出来ないこと?
それを繰り返していく中で、色んなことが自分じゃなくてもいいことを知った。
基本みんな自分の守備範囲は自分でやりたがる、その方が早いから。
早いから、ばかり考えていると属人化する。
するとリーダーばかりが残業することになる。
たぶん誰かは頼られることを待っている。
仕事を任せられることを待っている。
それを信じよう。
じゃあリーダーはどこに時間を投下しようか?
チームメンバーに日々の仕事を任せたらリーダーはチーム全体の成長に尽力しよう。
みんな勉強したいと願っている。
なんとなーく仕事したい人が大半だとしても、上司や成長したい人たちが駆け上がっていくと釣られて上がるしかない。
それを意図的にやってみよう。
任せて教えることは最高のアウトプットにもなる。
ちなみに学校教育でも今後この形をとっていくらしい。
同じ学年でも学業で成績を出せる子とそうでない子がいる。
成績上位の子にとって、成績下位の子に合わせた授業は退屈そのものだろう。
だから学業において成績が出ていない子たちに対して、教えることを成績上位の子の役割にする。
それがその子らにとっての成長に繋がるアウトプットだから。
教えることは最高のアウトプットなのだ。
ひといき利松にてリーダーたちの集合写真
終わりに
最近はホームページやSNS、動画発信など、飲食店ていうところの”外観”を整えてきた。
次は内装とサービスである。
そのためには熱意あるリーダーが必要である。
そのためには僕が熱意を持って行動する必要がある。
過去の失敗から学んだことを活かし、発信して行動して任していきたい。