前編はこちら。
ブラッシングは5分以上
前編で行動の動機付けとなる「不安」を煽ったところで、適切なケアについても書いておこう。
結局は丁寧なケアしかない。
28本(親知らず除く)ある歯を丁寧にブラッシングしようと思うと5分はかかる、というのが歯科医師の見解である。
- ・1本につき表・裏、それぞれ5秒ずつ=1本10秒
- ・10秒✖28本=280秒=約5分
ちなみに僕は昔、歯科で正しいブラッシングを何回教えてもらって実践しても、歯垢が残るので電動歯ブラシに変えてみた。
すると歯科衛生士もビックリするくらい状態が良くなった。
歯科はクリーニング、ブラッシング指導サービスをやっているから、電動歯ブラシを推奨できないのかもしれない。
所謂ポジショントーク。
加えて手動の歯ブラシであれば、患者の経済状況に左右されない点もあるのかもね。
フロスか歯間ブラシは必須
歯間には歯ブラシが届かないのでフロス必須。
今回勉強して一つ印象に残っていることが、
- フロスは歯クソを取り除くことではなく、歯垢を取り除くことが目的である
なので、鏡で見て「歯クソ無しっ!」って思ってもやらなければいけない。
ちなみに歯垢1gに1000億の細菌がいるという…
これは便と同等だそうだ。
歯クソとか便とか…汚い表現だけど動機付けにはなる。
しかし食べかすではなく、歯垢の方がクソだったとは。
こういうフロスがオススメらしい。
理由は、下の画像のようなタイプだと、抜く時に(認識なくとも)歯が欠けてしまう可能性があるので、糸を通した後スルッと抜ける上の画像タイプがいいらしい。
ただ、僕は上の画像タイプは両手が塞がりめんどくさいので、下の画像タイプを使っている。
フッ化物(フッ素)必須
歯の「再石灰化」のためにフッ化物(フッ素)必須。
要は歯が強くなる。
選ぶコツはフッ化物が基準の最大まで含まれているもの。
今回この口腔ケアについて情報収集して知ったのだけど、2023年に基準値が変わったらしい!
ちなみに僕はこれを使っていたのだが、旧基準の950ppmF。新基準は1500ppmF。
新しい商品を探さねば…
定期的な歯科受診で歯をクリーニング
歯垢は細菌の塊。
歯垢が唾液成分と結合して固まったものが歯石である。
歯石は細菌が増殖する温床である。
しかし、残念ながら歯石はセルフケアできない。
そこで歯科受診なのだ。
正しいブラッシングを覚えればクリーニング不要という説もある。
ただ、僕も電動歯ブラシで状態はよくなったって言っても、歯石は少しできる。
だからたまに歯科に行ってね、ってのが主流になってんのかな?と思う。
ちなみにうちのグループホームでは訪問歯科診療をしてもらっていて、定期クリーニングもしてもらっている。
公式ホームページ 利用者様とのお約束
僕が施設入所するのであれば、こんなサービスは付いていて欲しい。
終わりに
今回のブログは、”一般的な”口腔ケアについて書いた。
次回、”特別な支援が必要な方”の口腔ケアについて書こうと思う。
それにしても勉強したら新しいことが知れるもんだ。
フッ化物(フッ素)を配合していい基準値が変わって、選ぶ商品を変える必要があったとは。