社長ブログ

どうしてもどうしてもどーーーしてもやってみたいこと

2024年10月6日に「キッズカフェ ファニー」をオープンする。

テーマは「大人も子どももくつろげるカフェ」。

場所は広島市佐伯区五日市、普段は「生活介護ファニー」で使ってる施設。

営業は日曜日 9:30~15:30(予定)、生活介護を営業していない時だけ行う。

先日プレオープンも行った。

株式会社障がい者ライフサポート【広島市】
キッズカフェファニー プレオープンの様子

これは自身の子育て経験と、障害者支援の経験が合わさった事業である。

その資金集めでクラウドファンディングも行う予定だ。

ブログを見た方は特に支援をしてほしい。

子育ての「なんで」

なんで親はゆっくり食事やコーヒーを楽しむ時間すらないの?

なんで産後うつとか存在するの?

なんで三世代で暮らすことをやめて核家族化を選んだの?

なんで働いてないと保育園に預けれないの?

なんで子育てってこんなに大変なの?

子どもがいる人といない人のキャリアアップが同じ条件だと勝てる訳なくない?

「そもそも…」「なんで?」をあげればキリがない。

障害者支援の「なんで」

なんで障害者の仕事は小物作りや内職なの?

障害者って生まれた時点で小物作りや内職が「適職」って決まってんの?

そもそも仕事って社会から求められてるから存在するんじゃないの?

僕が障害者支援の仕事に関わり始めた17年前から、就労支援対象者の生産活動は大きく進化した。

ただ、生活介護対象者の生産活動はあまり変わっていないように思う。

“変える”ことが目的ではないけど、可能性を見出す思考が止まっているんじゃないかとも思う。

子育て中に困っていたこと

平日は保育園に通っているけど、土日になると毎週のように「どこに行こうか?」「疲れないと夜寝ないし」が口癖だった。

色んな体験はさせてやりたいので、山・川・海・何かのイベントに連れて行く。

でも0~3才だと長時間は難しい。

だから遊ぶ前後で気軽に行けるような中継地がほしかった。

その選択肢はショッピングセンターやキッズスペース付き飲食店など様々。

ただ、食事、おむつ交換スペース、騒いでいいかどうか、親もくつろげるか、様々な問題をクリアする空間は少なかった。

それはカネにならないから仕方ない。

仕事とは利益(カネ)を追求するものであって、最適化しようと思うとそれ以外を排除していかざるを得ないからだと社会を見ていた。

当社で困っていたこと

生活介護ファニーの生産活動の軸が欲しかった。

その案として「キッズカフェファニー」を長い間抱えていた。

「中古車イス専門店ファニー」も同じ目的ではあったものの、「たくさんのご利用者が行える安定した作業」までの成長にはもっと力を注がないといけない。

まだまだ伸びる余地はあるものの、そこに全力投球できない分、時間をかけて行っていきたい。

当社生活介護も最初は内職などを行っていた。

その内広島市の「折り鶴再生事業」が始まり、それに乗っかって折り鶴解体作業を取り入れた。

これは広島市だけでなく、県・国・世界と繋がる可能性を持つ良い事業だったと思う。

ただ、コロナでそのすべての仕事が無くなった。

それまでにも外部環境によって左右される作業にうんざりしていたので、小さな事業でいいから自社製品・自社サービスに踏み出さないとと思っていた。

キッズカフェファニーの作業

  • ・装飾品など、店内の雰囲気作り
  • ・紙コップなどへのロゴシール貼り
  • ・離乳食などの販売品の調達、陳列
  • ・店内清掃(自事業所のこと)
  • ・チラシ配布、SNSなどの広告活動

などなど、やることは山ほどある。

自分たちで事業をやるとはそういうことなのだ。

やることは「小物作りや内職」と近い部分もあるけれど、用途が自分たちの事業運営なので意味合いはだいぶ違うはずだ。

毎週起きる課題をクリアしていくとなると、細かな部分も頻繁にブラッシュアップしていくことになるだろう。

請け負いとなると作業が断片的になるし、エンドユーザーの顔も見えずらい。

キッズカフェファニーは日曜日営業なので、直接エンドユーザー(パパママと子どもたち)を見ることはないから、その実際の風景や声を届けることは僕たち支援者の役割になる。

日曜日に顔を出してくれたら実際に見ることも出来るんだけどね。

クラウドファンディングもやってみたかった

何か事業を始めるのに、自己資金や銀行融資を受ける以外の選択肢が生まれるなんて考えもしなかった。

クラファンは共感を得ることで資金が得られる。

「共感を得る」ことが業務になるのはくだらないと思ってしまうけど、その仕組み自体は素晴らしい。

この仕組みはSNSフォロワーが多ければ有利になるとは言われている。

SNSは共感を得るゲームである。

ただ、今回の事業のような地域性が高く、受益者が限定的な場合はリアルな繋がりが多い人の方が成功しやすいようだ。

リアルな繋がりが多く、深い方が有利ってことは僕にとっては不利である。

僕の持っている深い繋がりはとても狭いからだ。

浅い繋がりも煩わしいので少ない。

ちなみに”そうなっちゃってる”わけじゃなくて、孤立を選んでいる。(つもり)

そんな存在だとしてもやってみたい。

リアルの繋がりをどんどん広げていくような、生き方を変えることまではしないけど、それでもクラファンが出来るのかやってみたい。

クラファンを成功させるために動画制作もしたので費用はかかっているけれど、挑戦すること自体はタダである。

タダってことは、あとは勇気を出して、やれることをやりきるだけである。

ちなみに制作した動画も使い回せる。

終わりに

まずは10月6日オープンに向けてやれることをやっていく。

クラファンは認知と資金を集める手段でしかない。

実際に必要とされるかどうかは蓋を開けてみないとわからない。

ただ、今は出来ることをコツコツとこなしていこう。

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