この言葉はOWNDAYS社長、田中修一さんの動画で知った。
この人が作った言葉かどうかは知らない。
ただ、このメッセージは「めんどくさいな…」とか、そんな感情になる度に思い出す。
この情報社会、やるべきことは誰もが知っている。
そのほとんどはやろうと思えばできる。
しかし実際に行動に移す人は少ない。
健康管理、スキルアップ、組織運営から現場まで、すべては知識を行動に変えられるかどうかにかかっている。
行動に変えるだけで個人も組織も成長する。
大袈裟ではなく、この差が人生や事業の明暗を分けると思っている。
知識と行動の間にある壁
知識と行動の間には大きな壁がある。
その壁を乗り越えられる人だけが成果を手にする。
僕自身、毎日この壁と闘っている。
壁とは「妥協しようとする自分」だろう。
例えば運動習慣。
健康のために運動が重要なことを知らない人はいない。
ただ、時間がない、めんどくさいなどの理由でやらない人は多い。
気持ちはわかる。
だから日常のルールに組み込むのがいい。
- ・エスカレーター(エレベーター)を使わず階段を使う
- ・エレベーター内で誰もいない時はスクワットをする

そんな小さな”決め”で運動不足は多少解消される。
小さなことは今日から出来る。
「知ってる、出来る、やってる?」
妥協しようとした時この言葉を思い出す。
少しの勇気で好転する
- どんな時でも提案しよう
僕がいつもスタッフに伝えていることだ。
みんな「教えてください!」「どうすればいいですか!?」という。
「私はこう思います!あなたはどう思うか教えてください!」
「私はこうした方がいいと思います。あなたはどうすればいいと思いますか?」
こうやって自分の意見を添えれる人は少数だ。
意見をもらった側の人は答えやすいし、「この人はちゃんと考えているな」と認めてもらえる。
こんな小さな勇気と習慣で、あなたはハッピーを撒き散らせる人になれるのだ。
大きな勇気でレアキャラになれる
小さな勇気を積み上げたら自信が付く。
自信が付けば「あともう少し頑張ってみようかな」、そう思えるものだ。
利用者さんに新しい体験をしてもらえないか提案してみたり、家族に困っていることはないか?聞いてみるのもいい。
大胆に新規事業を提案するのもいい。
僕はいつだってそういうのは大歓迎だ。
そんな積み重ねで今の会社内だけでなく、転職してもレアキャラになれる。
レアキャラになればやりたいことが出来たり、給料も上がる。
これも大袈裟ではない、最近レアキャラの重要性について動画で触れてみた。
自分の子どもにはこのように教えるだろう。
あなたはどっち?自分の子どもに介護の仕事を勧めますか?
組織における「やる文化」の構築
「知っている」と「やっている」の差は、組織運営においても明確に表れる。
人間は妥協しようとする生き物だ。
だからこそ周りに見てもらって、「やる文化」が必要なのだと実感している。
今までも僕が大事にしていることを「思い付く度に口頭で」伝えてきたけど、全く浸透しなかった。
「思い付く度に口頭で」、ではダメらしい。
何度も何度も口酸っぱく伝えて学びの時間も加えて1人2人、「やる人間」になっていく。
その「やる人間」が多数派になり、文化になるとやりやすくなる。
「みんなやってるから私もやる」という環境を作ることが、リーダーの重要な役割なのだと感じる。
障害福祉サービスにおける実践
「この人こんなこと出来そうなんだけどなぁ…」
現場に入っていてこんなことを思ったことはないだろうか?
会社の理念は「障害者がありがとうと言われる社会を作る」こと。
この実現には、障害の程度に関わらず役割を見出す支援が必要だ。
利用者さんが「ありがとう」と言われる場面を意図的に創出し、他者貢献感を感じられるようにする。
これらは知識としては簡単だ。
ただ、実践するには日々の小さな工夫と継続的な努力が必要になる。
知っているだけ、思っただけで満足せず、できることをしっかりやる。
その積み重ねが、やがて利用者さんの人生を豊かにする大きな力になるのだ。
障害福祉の世界でも「知ってる、出来る、やってる?」の差が明確に出る。
終わりに
「知ってる、出来る、やってる?」
この問いは、僕たち一人ひとりに向けられている。
知識を持っているだけでは何も変わらない。
行動に移してこそ、初めて価値が生まれる。
健康管理から始まり、日々の仕事、組織運営まで、すべては知識を行動に変えられるかどうかにかかっている。
もちろん僕も完璧にできているわけではない。
日々、「妥協しようとする自分」との闘いであり、時に「妥協」が勝つ。
その度に自分に問いかける。
「知ってる、出来る、やってる?」