Dexcom G7という血糖値測定機器を6日間使用し、食事と血糖値の関係を数値で把握した体験談。
健康は仕事のパフォーマンス向上と人生を最大限楽しむための絶対条件である。
数値化すると行動が変わり、意思決定もしやすく継続もしやすい。
測定結果に加えて、なぜ糖分コントロールを気にしてるのか?
これらについてブログにしておこう。
数値化が行動を変える
Dexcom G7(血糖値測定機器)を試した理由は単純だ。
身体の状態を「数値」で見るためである。
「食べ過ぎたかも…」とか「これくらいは大丈夫」という大体とか憶測ではなく、事実を知ればその後の意思決定がしやすい。
本来は10日間ほど二の腕に付けるもの。
ただ、僕は身体に物を付けるのが苦手なので6日で断念した。
それでも十分なデータが取れた。
機器には針が付いており、二の腕あたりに装着する。

機器を付けたままでも日常生活はもちろん、運動や入浴も可能だ。
ちなみに、この他にもOura Ringで「睡眠の質」、Polarで「運動時の心拍数」も計測している。
僕の食習慣
僕の食習慣は朝食べない。
11:00くらいに、味噌汁、野菜、豆、肉か魚を食べて、炭水化物は食べても少しだけ。
間食はナッツか納豆か卵。
18:00からは何も気にせず食べる。
ただ、炭水化物は食物繊維とタンパク質をたくさん食べた後。
最後にフルーツも食べる。
前提情報
- ・血糖値は食後30分〜120分の間に最も上昇する
- ・空腹時血糖値は100以下
- ・食後血糖値は140以下
- ・血糖値スパイクは180くらい
を目安にしてね、とのこと。
測定結果
いつもの食習慣ではMAX140程度、平均120~130程度に収まった!
夜ご飯に炭水化物をメッチャ食っても140くらい。
しかし今回の実験のために、空きっ腹にいきなり「うなぎ丼」を食べてみた。
すると178まで上がった!

それといつもは食べない朝ご飯で、コーヒーとパンも食べてみた。153まで上昇。


- 精製された炭水化物×空きっ腹
これが最悪コンボらしい。
情報としては知っていたけど、実際に体験できたのは良かった!
身体に悪いことをしている時、気持ちはハイになった。
血糖値をぶち上げない工夫
- ① 糖質(炭水化物)は食物繊維やタンパク質を食べた後にする
- ② 精製された炭水化物は避ける
- ※粉に加工してしまえば小麦も米も一緒
- ③ 食後は座らない
食事を気を付けてる人にとって①②は常識だろう。
今回体感したのは③。
食後の軽い運動も効果的だった。
運動と言っても、食器やキッチンの片付けでいい。
要は座らない、それだけで上がりにくくなる。
身体に取り込んだ糖をエネルギーとしてすぐに使うからだ。
健康は人生を楽しむための絶対条件
僕は健康志向だ。
高い健康状態を保って仕事で高いパフォーマンスを出したいし、子どもともアクティブに遊びたい。
要は人生を最大限楽しみ尽くしたいのだ。
「食べることが人生の最高の楽しみだから、一切制限しない」と割り切るのもいいだろう。
その考えもわかる。
僕も究極、人間は食うために生きてる、と思ってるから。
ただ、血糖値をぶち上げると肉体も精神も老いていく。
僕は食べるだけでなく、世界中のアクティビティや美しい景色も見たいし体験したい。
人間の未来の姿や思想にも触れたい。
何より、自身の知識と経験を活かして周りをポジティブにさせる仕事もしたい。
ありとあらゆることに触れたいし他者貢献もしたい。
そのためには体力・健康は絶対条件だから、血糖値をぶち上げてはいけない。
余談3つ
1つ目。
よく、「健康のためにオーガニック!」「添加物を避けよう!」などと企業のマーケティングで使われる。
最近では政党のマーケティングでも使われる!
ただ、それよりもお酒、揚げ物、睡眠不足、そして血糖値をぶち上げる方がよっぽど身体にダメージがあるのだと、この年になってようやくわかった。
2つ目。
僕が今住んでいるマレーシアでは、糖尿病は深刻な社会問題になっている。
東南アジアでは糖尿病の有病率1位、20~79歳までの有病率18%、肥満率も日本の4倍だ。
働いている人を見ても肥満の人が本当に多い。
僕は昔糖尿病について勉強しプレゼンしたことがあるから、普通の人より糖尿病について理解がある方だと思う。
糖尿病は、そもそもの体の強さ(体質)の問題もある。
ただ、話を超単純化すると糖の摂りすぎなのだ。
3つ目。
ADHDの勉強をして動画を作ったこともある。
専門医が書いた本を元に作ったのだけど、その中でも糖の話題が出た。
ADHDの子どもに精製された炭水化物やジュースを過剰摂取させると、破壊的な行動を起こす引き金になる、と書かれていた。
恐ろしい…
糖の過剰摂取はシュガーハイとトレードオフ。
糖の量をコントロールすることは、まさに人生の質に影響する問題なのだ。
終わりに
高いパフォーマンスで仕事をし、理念実現のためにはまず、自分自身の健康管理から始めなければならない。
大体や憶測から抜け出し、数値化による客観的な判断で、今後も最適な選択を続けていきたい。
スタッフにも同じように健康管理の重要性を伝え、共に高いパフォーマンスを発揮できる組織を作っていきたい。
そして仕事もプライベートも他者貢献も、自分の持ってるポジティブを体現したい。