社長ブログ

目の前の「作業」に逃げてはいけない

投稿日:

  • ・勉強しようと思いつつ、掃除を始めてしまった
  • ・運動すると決めたのにスマホを見て過ごしてしまった
  • ・締め切りに間に合わないとわかっていても、”とりあえず”作業に取り掛かってしまった

こんなことはないだろうか?

僕も数え切れないほどある。

どうやら人間は「手を動かしたり」「目的に向かってる感」があれば安心するらしい。

考えることは脳に負荷がかかるから、避けたいのだという。

そういうことか…仕方ない、人間だもの。

上流で定める問いで決まる

“上流で定める問い”とは、「そもそも…」とか「なぜ?」の先にあるもの。

「そもそもこれやる必要あるんだっけ?」

「なぜこれをやらなきゃいけないのか?」

「なぜこの方法なのか?」

それらの問いに答えた後、タスクを見極め、作業に取り掛かる。

だから達成したいことがあってもいきなり作業に取り掛かってはいけない。

言い換えれば、「簡単にタスクを作ってはいけない」とも言える。

「イシューから始めよ」という本ではこう書いてある。

  • ・解ける問いであること
  • ・その問いを解いたらインパクトがあること
  • ・非常識であること

上流で定める問いに、この要素があるかを勘案する。

人材不足のタスク

例えば介護業界で言えば超人材不足。

この課題には過去の常識、成功事例がいくつもあるだろう。

  • ・働きやすい会社にするため福利厚生を充実させる
  • ・他社より給料を良くする
  • ・求人広告を出す

求人広告1つとってもネットなのか紙媒体なのか、大手なのか地元掲載誌なのか新聞折込かポスティングか…

あらゆる選択肢から費用対効果が高そうなものにお金をかける。

動画動画動画

これからもっと動画ファーストの世界が来る。

それに賭けている。

その世界に対応するために今のうちから仕込んでおかないと。

これはすぐに効果が出るわけじゃないし、やっても思うような効果はないかもしれない。

イシューから始めよ、の3つの定義で言っても、動画自体はもはや非常識ではないだろう。

ただ、動画投稿を継続できる人は全体の1〜2%。

そう考えると非常識なやり方だと言える。

今までの常識、成功事例が通じなくなってきているのは間違いない。

インターネット通信が普及し、世の中はみんなスマホで動画を見ている。

2019年くらいからそう思っていて、一旦手を止めてみた。

ただ、実際に行動に移したのは2022年。

“やったことないし””やるのも恥ずかしい”から「本質らしきタスク」から逃げていた。

事務職こそ”作業”に逃げてはいけない

事務仕事こそ攻略できる要素がいっぱいある。

パソコン作業はゲームとおんなじだ。

決まった処理をすれば決まった結果が得られる。

だからこそ、定型的な業務はExcelのマクロ機能やRPAに任せないといけない。

他にもAIも一般化してきている。

日々の作業に追われがちなスタッフでさえ、AIを口にするようになってきた。

求人媒体で求職者が載せてる自己紹介文も、「あ、これAI使ってんな」って人も見受けられる。

とてもいい流れである。

ただ、まだAIは成長途中の赤ちゃんなので万能ではない。

  • 「これって人間が判断する必要あるんだっけ?」
  • 「そもそもこのデータ必要なんだっけ?」

問うて紙に書いて、それでも残った作業は取り掛からなければない。

自分に問う、人に聞く、紙に書く、素直に聞き入れる。

簡単だ。

でもそれができない。

やっぱり「目の前の作業に逃げてはいけない」

最強の武器は勧誘だ

ネットより何十倍も効果がある。

ただ、これは正直避けてきた。

ほとんどの人はすでに会社に属していて、給与、働きやすさ、やりがい、人間関係。

色んな面で「現状より良くなるから一緒に働こう!」と言い切れないからだ。

目の前にいる”一緒に働きたい人”に、声をかけたことは数えるほどしかない。

せめて僕がずっと一緒にいるなら、給与以外は良くなると補償する!と言い切るかもしれない。

でもそれはできない。

楽をして人材獲得をしている気になる。

一緒に働くことが幸せとは言い切れないから誘えなかった。

だってわかんないもん。

目の前の楽に逃げると、そのあと始まる社内の”なぁなぁ”の関係性とか派閥とか甘えとか、マイナス面に目を向けて避けてきた。

でもこの動画を見て考え直した。

ありがとう鴨頭さん。

鴨さんいいね

終わりに

スタッフが増えてきて、細かいことまで把握しきれなくなったからこそ、仕事はシンプルにしなきゃいけない。

僕自身の仕事もまた一部、人に任せる段階にきた。

何事も「そもそも」を考えて。

やらないことを決めて。

残ったタスクだけ精度高くやっていこう。

作業をしたいのではない、成果を出したいのだから。

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