モチベーションは2種類ある。
- ・内から湧き出るモチベーション
- ・外から与えてもらうモチベーション
あなたが欲しいものはどちらだろう?
僕は圧倒的に内から湧き出るモチベーションがほしい。
言い方を変えれば、外から与えてもらうモチベーションに反応したくない。
どうすれば湯水のようにモチベーションが湧き出続けるのか?
なぜ、外から与えられるモチベーションに嫌悪感を抱くのか?

目次
外から与えてもらうモチベーションとは
「すごいね!」「偉いね!」
そんな感じの褒め言葉は、わかりやすい外から与えてもらうモチベーションだ。
「気にすんなよ」「次は頑張ろう」
そんな励まし言葉をもらった時は、本質を気にする。
「本当に気にしなくていいだろうか?」
「次じゃなくて今出来ることはないだろうか?」
これらの言葉をもらった時は、相手には感謝はする。
ただ、自分の評価を無意味に高めたりはせず、客観的に捉える努力をする。
なぜならこれらは、上司には基本言わない言葉だからだ。
例えばあなたが大谷翔平と知り合いだとして、大谷翔平が試合で大きな成果を出した時、「すごいね!」「偉いね!」と声をかけるだろうか?
例えばあなたが孫正義と知り合いだとして、孫正義が事業に失敗した時、「気にすんなよ」「次は頑張れ」と言うだろうか?
とっさに出る感嘆の声はあるかもしれない。
ただ、日常的に褒め言葉や励まし言葉は使わないはずだ。
上司に対してもおんなじだ。
内から湧き出るモチベーションとは
一方こちらは複数パターンがある。
- ①健康状態が良い
- ②趣味でも仕事でも、自主的に学ぶのが楽しい
- ③仕事で結果を出している
- ④属しているコミュニティで役割がある
こんなところだろうか。
①と②は本人次第、と言えるので他者から介入することはほぼ出来ない。
③と④も本人次第、と言えども、所属している会社(コミュニティ)で能力が発揮できる環境なのか?位置(役職)は適正か?など、外部に依存する要素がある。
これらに関して少し解説してみよう。
①②=他者から介入できないモチベーション
モチベーションの源である幸せホルモンは、健康な身体に分泌される。
すべてはここから始まるのだ。
運動もせず、血糖値をぶち上げて、揚げ物とアルコールをぶち込み、深夜までスマホを眺めてテキトーに寝ていては幸せホルモンは訪れない。
健康状態が悪ければ学ぶ意欲も湧かず、趣味や仕事に没頭する体力もなく、ただただ目の前の作業と日常をこなすだけで精一杯だ。
高い健康状態を保つことに20代の人はあまり価値を感じない。
30代に入ると身をもってわかり、30代後半にもなると見た目も変わってくる。
内面から来るモチベーションが高い人は、放っておいても自力で頑張る傾向がある。
③④=環境に影響されるモチベーション
会社や上司が目を向けるべきはここである。
重要なのは、スタッフは「成果を出せばモチベーションが上がる」と心得ておくこと。
このモチベーションはやがて内から湧き出るモチベーションに変わる。
自己肯定感とも言える。
ご利用者の個別支援計画と考え方はおんなじで、頑張れば超えられるくらいのハードルを用意するのがいいそうだ。
まずは会社において本人の置かれている位置(役職)が適切であるか見る。
もしその位置が適切でなければ昇進や降格をしたいところ。
ただ、判断を急いで違う位置を任命してしまってはいけないので、一過性のプロジェクトチームを組んで様子を見るのも良い。
しかも役職はいつも空いているわけではない。大体上が詰まっている。
適性があると判断したら、良いタイミングで位置変更をして存分に力を発揮することを期待する。
適切な位置で「成果を出せばモチベーションが上がる」。
よくないモチベーションの上げ方
- ・あいつは最近モチベーションが低いから飲みに連れて行こう
- ・仕事が行き詰ってるみたいだから手伝ってやろう
これがいけないみたいだ…識学の本にそう書いてある。
僕自身過去に何度もやってしまっているやつである。
確かに功を奏したと言える体験はないかもしれない。
相手の役に立つかどうかわからない自分の経験を一方的に話したり、自分が知ってる最短距離の方法で作業をこなしてもらっただけで、相手が成長したとは思えないことばかりだ。
「成果を出せばモチベーションが上がる」、「頑張れば超えられるくらいのハードルを用意する」
上司の人はこの2つを守って部下を育ててみてはどうだろうか?
余談
先日社会福祉協議会が主催する「就職フェア」に出展した。
その際、この考えを示したチラシを用意した。


これをスタッフに見せるとこう言われた。
- ちょっとインパクト強いので、求職情報を探してる学生には刺激が強いかも…
まぁ一応準備して持って行こう、と言って現地でブース見学者たちを見ると、渡す気が失せた。
当社への興味具合が見学段階では未知数なのと、当社自体もまだそこまで尖れてないからだ。
今回は現場スタッフの判断が正しかった。
公式ホームページの過去ブログ(社長ブログ)
終わりに
内から湧き出るモチベーション、心の声に耳を澄ましてみよう。
外から与えてもらうモチベーションには感謝だけ告げ反応せず。
上司は部下のモチベーションを上げたければ成果を出させれば良い。
ただ、子どもたちから得るモチベーションは内からなのか外からなのかわからない。
外から与えてもらってるような気もするし。
内からのような気もする。
不思議なものだ。


