社長ブログ

自分の言葉に数字を入れれば行動が変わる

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「努力します!」「意識します!」「検討します!」「なるはやでやります!」

これらのことは出来るだけ聞きたくない。

「いつまでに?何すんの?」ってツッコんだ上で、「この会社ではもう言わないでね」と伝える。

これらは「ただこの場を早く終わらせたいだけかな?」と思うし、”じゃない”としても相手と認識のズレが生まれてしまう要注意な言葉だ。

会社でも夫婦でも、相手との関係性を良好に保ちたいのであれば、認識のズレの少ない言葉を選んだ上で約束を守ることだ。

そう、数字を入れればいいのだ。

認識のズレで生まれるモヤモヤ

認識のズレとは、同じ言葉でも話し手と聞き手が別の理解をしてしまう現象を指している。

例えば介護現場で、

  • 「入浴の準備やっといて!」

先輩スタッフが新人スタッフにこのように指示したとしよう。

新人スタッフは浴室を掃除し湯張りを行い「準備できました!」と報告。

しかし先輩スタッフからは、

  • 「え、着替えもタオルも用意してないの?」
  • 「利用者さんの体調チェックもしてないの?」

こんなことが起きてしまう。

「こーゆーこと”たまに”あるよね!」と思われるかもしれない。

しかし、現場ではもっと小さなレベルで認識のズレが連発していると思った方がいい。

そして不要な衝突とモヤモヤが生まれる。

なるはやで!は一生言わない

  • この業務をお願いできますか?

聞く理由は、もちろん業務なのでお願いではなく「相手がその業務を理解したか?」の確認である。

業務内容が認識出来ているとわかれば、次はいつまでに出来るか確認する。

その時に「今週中で!」などと言われると、それは金曜日なのか土曜日なのかわからないので日付で確認することになる。

「4月15日 17:00までに終わります」

宣言した人は、必ず守ろうとする。

「なるはやで!」と言うならば、この会社では一生言わないでください、と伝える。

数字を見れば行動が変わる

最近、オーラリングという睡眠の質を計測してくれる指輪を買った。

指輪内側にあるセンサーで血の流れとか肌の温度を計測してて、睡眠時間や寝てる時の状態を計測してくれる。

昼間の活動量が高く、基本リズムの21時に寝れば93点!

昼間の活動量が低く、グッスリ眠れなかった日は80点。

昼間の活動量が低く、お酒をたくさん飲んだ日は60点…

加えて21時過ぎてもスマホなどを見ていると、「そろそろ寝たほうがいいよ」と優しく通知をくれる。

「あ、寝なきゃ!」と思い気持ちを切り替えられる。

これを見始めて明らかに行動が変わった。

数字を見れば行動が変わる。

飛行機なんて怖くて乗れない?

最近飛行機なんて怖くて乗れない!と何人かから立て続けに聞いた。

これを見ても飛行機なんて怖い!と言いながら車で移動するだろうか?

みんな慣れで車を普通に乗っている。

僕はこういう数字と自分の時間の使い方を真剣に考えた結果、車を持つのは止めた。

最初は「不便になる!」と思っていた。

ただ、それもまた慣れで、すぐに快適さが勝った。

休日等でどうしても必要であれば借りればよい。

加えて車を所有すると駐車場、保険、車検、タイヤ、修理、車両税など、お金がかかって仕方ない。

おまけにこれらを管理するための時間も取られる。

もう一つ、車に関しては日本独自の事情もあると知った。

日本は車が一大産業になっていて、広告などで「車の優位性や所有する権威」が喧伝されている。

国としても、一家に一台所有させることで大きな経済効果が得られる。

こんな広告の刷り込みと国の狙いもあって、日本は車の所有率も高く、平気で収入に見合わないバカ高い「新車」を買ってしまうそうだ。

車を止めて歩いたら健康にいいし、バスや電車の方が安全だよ。

移動中にネットで買い物もできる。

残高5万円の通帳が僕を変えてくれた

2017年、広島市佐伯区にグループホームひといき利松を開業した。

念願のグループホームだった。

今でこそ障害者グループホームは”当たり前”に存在するものの、当時広島市では民間企業では初、広島県内でも3つ目というレアさだった。

開業して浮かれポンチの僕は現場に入りまくり、”他者貢献”の優越感に浸っていた。

そんなある日、ふと通帳を見ると残高5万円。

やべぇ…給料払えねぇ…支払いできねぇ…

ゾクゾクした。

グループホームは3店舗は出すと決めていたので、これは現場に入っている場合ではないと確信した。

その日を境に「経営者に、おれはなる!」とワンピースばりに決めた。

通帳残高をみて行動が変わったのだ。

株式会社障がい者ライフサポート【広島市】
通帳残高5万円の話をした

終わりに

もし少しでも共感してもらえた部分があったなら、今日から話す言葉に数字を入れてみよう。

日付、時間、金額、回数、10段階評価すると…など、なんでもいい。

そうすれば確実に”認識のズレ”は減り、不毛なコミュニケーションが減るはずだ。

もし数字を付けて約束をしたなら、その約束は必ず履行することだろう。

そしたらあなたの信頼性はまた1つ上がる。

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