GoogleのAI「Gemini」に搭載された画像生成AI「ナノバナナ」がすごい。
圧倒的なスピードとクオリティでネットで注目を集めているので僕も使ってみた。
実際に試したところ、想像をはるかに超える性能に驚かされた。
これは単なる遊びの画像生成ツールではないとすぐにわかった。
情報共有のやり方を根本から変え、スタッフの業務負担を減らし、利用者理解を深めるツールである。
今回は、その具体的な活用法を書いてみる。

ナノバナナとは
「ナノバナナ」はGoogleのAI「Gemini」に付いている、速くて精度の高い画像生成AI。
今までのAIだと生成に1分以上かかって、修正を繰り返すうちにやる気がなくなることがあった。
ナノバナナは10〜15秒くらいで、日本語の指示にもちゃんと対応した高品質な画像を作ってくれる。
このスピードと精度が、思い付いたアイデアをすぐ形できる所以である。
簡単に言うと画像を作るハードルがめちゃくちゃ下がったのだ。
日常を4コマ漫画で伝える
これはもう見てもらった方が早い。
先日、僕は宅建士試験に合格した。
その報告を会社スタッフにするのに4コマ漫画でやってみた。

音声で伝えたい内容を指示して、最後に「クスッと笑えるようにしてね」と頼んだだけ。
慣れておらず3回ほど修正して5分ほどで完成。
テキストだけの報告より、はるかに面白く、親しみやすく伝えられたと思う。
文章だけでは伝わりにくいニュアンスや感情を、イラストや漫画で視覚的に共有できる。
- 「へぇ、それで?これで何か価値あんの?」
と思うなかれ。
日常を4コマ漫画で表現するのがゴールではない。
僕の思考回路はすべて仕事に活かすことしか考えていない。
介護現場のマニュアル・手順書をわかりやすく
ナノバナナは介護現場のアセスメントシートやマニュアルを、文字中心から図解中心に変える力がある。
これも見てもらった方が早い。

圧倒的にわかりやすい。
これも一発でやってもらっただけなので、もっと精度を上げられる。
今は情報が多すぎる時代。
文字だけで情報を正確に伝えるのは、書く側にも読む側にも負担が大きい。
ナノバナナを使えば、そういった情報を漫画やイラスト、図解に変えられる。
スタッフは直感的に情報をつかめ、利用者さんへの理解が深まる。


社内広報やチラシ作成も、もう怖くない
ナノバナナは忘年会の案内や事業所の活動報告みたいな、社内向けのチラシ作成にも使える。

これまでチラシ作成は、デザインの知識やセンスが必要だった。
でもAIを使えば、伝えたい内容を指示するだけで、プロが作ったようなデザインのたたき台がすぐ出来る。
完成品じゃなくても、デザイナーに頼む時の「こんなイメージで」という見本として使える。
そうすることでデザイナーとのコミュニケーションコストが減り、納期も早まりアイデアをすぐ形に出来る。
思いつきをパッとビジュアル化できるのは、組織の創造性を加速させる。
終わりに
AI技術は僕らの働き方を確実に大きく変える。
今回は、これまでスタッフが時間をかけて作ってきた絵カードやマニュアル作成を、速攻でビジュアル化してくれるナノバナナ。
この技術を使って、直接支援以外の業務負担を減らせば、本来のケアにもっと時間を使える。
視覚的な情報共有は、スタッフ間のやり取りをスムーズにし、利用者さんへの理解度も高める。
これは強力なツールだ。
変化の波を恐れず、まず触り、積極的に使っていこう。



