社長ブログ

テクノロジーがもたらす美しい空想の世界

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僕はテクノロジーの専門家でもなんでもない。

ただ、未来予測や新しい技術には強い興味を持っていて、常に情報に触れるようにしている。

すると度々、空想の中の美しい世界に浸ってしまう。

最近、会社の事務作業の効率化を進める中で自動化ツールに触れたり、食と健康に関するドキュメンタリー映画を観た。

テクノロジーが僕たちの仕事や生活、そして社会全体を根本から変える可能性を改めて強く感じた。

今回は、テクノロジーがもたらす未来について、最近見た聞いたものを書いてみる。

AIが「自動化」さえも民主化した

最近zapierというアプリで雇用契約周りの作業を自動化してみた。

まだ実装まではしてないものの、2時間くらいの学習と実践で1つ形にはなった。

AIと対話しながらプログラムを作っていく感じ。

僕のようなプログラミング知識がほぼない人間でも、PC上のかなりの作業を効率化できる時代が来ている。

PC自動化はもはや専門家だけのものではなくなった。

数年前、WinActorってソフトを使うのに、本やネットで調べて30時間くらいかけてやった記憶がある。

でも今は違う。

学習途中でつまずいても、言葉や画像をAIに与えれば、つまづいている理由と改善案を提示してくれるから挫折しにくい。

個人の業務効率化に留まらず、組織全体の生産性を飛躍的に向上させる。

畜産業がなくなるかもしれない「クリーンミート」

5年くらい前、クリーンミートという本を見た。

クリーンミートを一言でいうと培養肉。

細胞を培養して牛や豚の肉を作るのだ。

Netflixのドキュメンタリー『人は食べ物でできている』では、工業的な畜産業が環境や倫理、健康に与える多大な負荷が描かれていた。

世界の温室効果ガス総排出量のうち、約3分の1が畜産を含む食料システム。

地球上の陸上の哺乳類のうち、家畜動物(豚、牛など)が約60%。

肉や乳製品の摂りすぎで血管にダメージ、認知症や心疾患系の病気が増えている。

だから「菜食にしよう」と。

ただ、これはどれだけ訴えても無理だと思っている。

それは資本主義という社会構造と、そもそも人間は狩猟で肉を食べてきた。

DNAレベルで身体に刻み込まれている。

それを「道徳的に…」「環境問題が…」「健康的には…」といくら訴えても無理だという意味。

そんな本能にも近い欲求が、テクノロジーで動物を殺すことなく、環境を破壊することもなく、誰もが肉を享受できる。

食料問題、環境問題、倫理的な問題を一挙に解決しうる破壊的イノベーション。

テクノロジーこそ、複雑な社会課題を根本からひっくり返してしまう。

自動運転がもたらす福祉サービスの革新

近々、中国で自動運転タクシーを体験する予定だ。

自動運転技術が社会に実装されれば、僕たちの福祉サービスも大きく変わるはずだ。

例えば、デイサービスの送迎業務。

これが自動化されれば、スタッフは運転という危険を伴う業務から解放され、より専門的なケアに集中できる。

車はとても危険な乗り物だ。

テクノロジーは単なる効率化だけでなく、サービスの質と安全性を向上させ、スタッフの負担を軽減する力を持っている。

その未来を想像すると、非常にワクワクする。

国のシステム最適化

社会全体を最適化するためには、国がリーダーシップを発揮するしかない。

個々の企業や個人の努力には限界がある。

行政手続きの完全自動化は、社会に最も大きなインパクトを与える。

特に介護業界は、行政から発行される利用者さんの受給者証、事業所の認可制度、報酬の仕組み。

すべてが行政絡みでデジタル管理との相性が非常にいい分野。

ただ、これには雇用の喪失という大きな痛みが伴うから、大きな反発が予想される。

とはいえ人口減少が進み、どの産業でも人材不足と言われる日本でそれを躊躇していいわけがないと思うのだ。

国は変化を恐れず、自動化によって生まれる余剰人材を、今必要とされる分野へ速やかに移行させる仕組みを構築すべきだ。

これは未来の社会を維持するための不可欠な改革である。

終わりに

「このパソコン作業を、全部手で入力していたんだ」

「昔の人間は、牛を育てて殺し、環境を壊してまで肉を食べていたんだよ」

「こんな危険な乗り物を、人間が自分で運転していたんだ」

いつか僕がおじいちゃんになった頃、若者にこう語る日を楽しみにしている。

そんな、今では信じられないような過去を笑い話にできる社会。

テクノロジーはそんな未来を実現する力を持っている。

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