先日、20年来お世話になっている先輩経営者と酒を飲む機会があった。
この動画で話している伊藤さんである。
YouTube公式サブチャンネル
僕がまだ何の変哲もないサラリーマンだった頃から気にかけてくれた先輩だ。
何の変哲もない頃の恩は忘れないものである。
会社の規模で言えば、今はうちの方が圧倒的に大きくなった。
ただ、伊藤さんは20年前と何も変わることなく、変わらない発言と姿勢を貫いていた。
規模や成功の大小ではない、本質的な「在り方」「倫理観」を感じた。
そもそも何をもって「成功」というのか?
この恵まれた環境日本では、「在り方」「倫理観」以外は必要ないのだと思う。

昭和的な倫理観
その先輩が体現しているのは、昭和的な経営哲学だ。
スタッフとは酒を飲んで飲んで飲みまくって、筋の通った話をする。
お客様や取引先ともズブズブの関係になるまでコミュニケーションを取る。
そして最も重要なのが倫理観だ。
お世話になった会社のお客様を引っ張らない。
スタッフを引っ張らない。
もしどうしても必要なら、退職前に社長に面と向かって熱意を伝え、義理を通す。
実際に伊藤さんの会社を辞め独立したスタッフはそれを体現した。
99%の現代人は「バカじゃないの」と思うだろう。
でも、これは重要な倫理観であり、僕が確信する不変の本質だ。
理想と現実
本音の本音の本音では、その先輩のような経営が一番気持ちいいと思っている。
そういう人こそ大きな成功を掴むべきだとも思う。
しかし、それは今の社会では受け入れられない考え方だということも理解している。
だからこそ、僕はその本質をグッと抑えて、識学による仕組み化
- 「人を責めるな仕組みを責めろ」
この価値観を選択した。
また、識学の経営理念である「スタッフ全員のパフォーマンスを最大化する」にもとても共感している。
人は誰でも成長したい、それもまた不変である。
本質は変えず、手法を変える
これからもこの会社は識学の考え方で進んでいく。
- 「人を責めるな仕組みを責めろ」
- 「スタッフ全員のパフォーマンスを最大化する」
この方針に全振りする。
僕は思い立ったが吉日で、それがいいと思えばそれに全振りする性格だ。
ただ、同時に先輩との会話は昔も思い出させてくれた。
本質の本質の本質、変わらない倫理観というものが存在する。
その本質を心に留めながら、現代に合った手法で組織を成長させていく。
それが今の僕の答えである。
終わりに
皆さま2025年、本当にありがとうございました。
今、縁があって一緒に働いているスタッフみんなに心から感謝しています。
人生は本当に短い。
その短い人生の中で、同じ組織、同じ目標、同じ時間を共有できる感謝を忘れずに、これからもガンガン進んでいきます。
本質的な倫理観を忘れず、現代的な手法で、全員で成長しながら。
そんな組織でありたいです。
2026年もよろしくお願いします。



