経営者と従業員では時間に対する価値観が異なる。
経営者にとっての待ち時間は「ロスタイム」。
一方従業員にとっての待ち時間は「次の締め切りまでの猶予」である。
それが良いとか悪いとか言いたいわけではない。
むしろ「ロスタイム」感覚は少数派だろうし、多くの人から見てバグってると思うだろう。
でも気にしないどころか、もっと研ぎ澄ませないといけないと感じている。
今回は周りに自分の価値観を知ってもらい、そして何より会社を前進させるために時感覚についてブログにしておきたい。

経営者と従業員の時感覚
多くの経営者はライフワークバランスなど考えない。
僕も朝5:30から仕事を始め、スマホを持っている時間は常に業務の返信をする。
たぶん普通の人とは逆で「仕事に関係するアプリ通知は常時ON」「それ以外はOFF」としている。
日曜の夜でも対応が必要なら即座に動く。
そもそも曜日や年末年始などの区切りもない。
やめた。
一方、従業員の勤務時間は8時半から17時半まで。
それ以外の時間帯は業務対応不要で、会社からの通知も見ても見なくてもいい。
週に2日休む。
これは良い悪いの話ではない。
ライフワークバランスを考える人とそうでない人がいる、というだけだ。
そもそも自分のライフワークバランスとは、目一杯仕事して、目一杯遊び、遊びながらも仕事を気にする。
それが楽しいと感じるからそれがいい。
多くの経営者は意思決定が早く、すぐに行動する。
会いたい人がいればすぐ電話し、情報が必要なら躊躇なく連絡する。
明日や1週間後、という選択肢はありえない。
なぜ「待てない」のか
自分の会社だから前進させたいという当事者意識が強いのは間違いない。
自分の出来る範囲で社会に有益性を発揮したい。
でも最近は体の衰えへの恐れが出てきた。
40代中盤から50代後半にかけて、男性ホルモンは低下し、体力・意欲・優しさなどが低下すると言われている。
実際、健康維持のトレーニングで、10年前は5km25分を楽に走った後、筋トレをしてもまったく問題なかった。
しかし今は5km25分が必死に頑張ってようやく達成できるか、途中でペースダウンをしないといけないこともある。
その後の筋トレも”軽く”しかできなくなってしまった。
残念ながらかつての感覚がない。
さらに5年後、10年後となると、さらに顕著に衰えていくだろう。
だから「今のうちに」という焦りがある。
10年前も今も、一緒に働いてきた人たちを見て、常に「遅い」と感じてきたのは変わらない。
もちろん彼らを責めているわけではない。
多くの人にとって重要なのは、週2日休み、8:30〜17:30のライフワークバランスであることは理解している。
締め切りを伝えていればそれまで待つ。
でも、その締め切りを設定することすらロスタイムではないかと感じる。
時間を得るための投資
こういった残り時間の制約も感じているため、僕は時間というものの優先順位がとても高い。
時間を得るために健康、アプリ、移動にお金を使う。
例えば…
全身脱毛は入浴後に体を拭く時間が短縮されるし、浴室や部屋も汚れにくいので掃除回数が減る。
服はワンパターンなので買う判断も手間もワンクリックで済む。
健康のために自宅で時間をかけて自炊する。ただ、紙皿と紙コップを使い洗い物をする時間をゼロにする。
レーシック手術と、睡眠の質向上のために行なった鼻の骨を削る手術はかなり効果が高かった。
いつも「ここを切り詰めれないかな、効率上げれないかな。」と考える。
一方、子どもとは一見ムダに見えるような時間を永遠と過ごす。
子どもは20秒あれば素晴らしく有意義に遊ぶ!
時間を得る福利厚生
こうした考えから、子育て世代向けにシッターや調理代行サポートを福利厚生として導入した。
時間がないお父さん、お母さんたちに時間を作ってほしかったからだ。
しかしある経営者から「それより現金(給料)の方が喜ばれるのでは?」と指摘された。
僕は「現金だと20%が税金で消えるし、自分でサービスを使おうと思っても使わない。福利厚生なら利用のハードルが下がる」と持論を展開した。
すると「多くの人は時間も欲しいが、目の前の給料額面が上がる方が嬉しいと思う」と言われてハッとした。
そういえば「子ども手当が嬉しい」という声はよく聞く。
でもシッターや調理代行サポートは不人気だ。
こういった出来事を通じて、僕の認知のズレを気付かせてもらえることはありがたい。
福利厚生もまた、色々と見直す時期にきてるのかもしれない。
20分本気でやれば60%見える
多くの仕事は、直接サービス提供する以外のところなら、20分本気で取り組めば方向性が見える。
実際の仕上がりは20~30%かもしれないが、出来上がりのイメージは60%まで固まる。
20分真剣に考えれば、誰かに電話することもできるし、すぐ行動できることもたくさんある。
「これは1週間後でもいい」という発想は僕にはない。
待ち時間はロスタイムでしかないのだ。
どんな時でも即断即決、即行動。
「検討します」は全裸より恥ずかしい。
これは「パーフェクトな意思決定」という本に書かれていた言葉、まさにその通りだと思う。
なんてキャッチーなコピーなんだ!
終わりに
この時感覚を、近くで働く仲間に少しでも身につけてくれたら嬉しい。
僕が働きやすくなる、という意味でもある。
でもそれ以上に、意思決定を早くして行動量を増やすことは成長につながる。
成長とは「できなかったことができるようになる」。
それは行動量でしか実現しない。
その成長は日常でも、子育てでも、必ず役に立つ。
僕は10年後、今ほどバリバリと働けていないだろう。
だからそれまでに、納得のいくところまで自分の会社とサービスを持っていきたい。
そして利用者様に喜んでいただきたい。
これが僕の時間の使い方であり、時感覚だ。



