当社は2017年に初めて、広島市佐伯区利松に障害者グループホームを出した。
今から6年前だけど、民間企業で障害者グループホームを出したのは広島市内では初。
広島県内では3箇所目と広島経済レポートに紹介していただいた。
最近は選ぶほど増えてはきていて、それはご利用者にとって嬉しいことなんだけど、選ぶの大変だろうな、とも思う。
そんな想いから「見学するときに見てほしいポイント3つ」という動画を作ってみた。
ここで喋ってることは自分にも、そしてスタッフにも知ってほしいことなのでブログにもしておこうと思う。
ホームページ
まだこれは見学に行く前の情報収集だけど。
現代でホームページやSNSがないことは存在していないのと同義である。
ホームページを見れば「利用者ファースト」かどうかある程度わかるはずだ。
見学に行く前は期待や不安、いろんな気持ちがあるだろう。
- 我が子(私)に合うホームだろうか?
- 見学対応してくれる責任者優しかったらいいな
- ホームページにこう書いてあったけど実際はどうなんだろう?
この時代みんな忙しい。わざわざ仕事の休みを取り見学に来られる方も多い。
失敗したくない心理は強いはずだ。
そして利用者さんファーストの施設であれば、利用者さんが知りたい情報はホームページに載せるはずだ。
経営者・責任者がどんな人か?
ここにすべてがかかっていると言っても過言ではない。
障害福祉サービスの事業者は介護保険と比べて中小零細企業が多い。
中小零細企業は経営者の想いややり方がダイレクトに反映される。
一章で述べたホームページには、「経営者の想い」「会社概要」などに写真付きで代表者が載っていることもあるだろう。
僕もそうしている。
社長ページと実際に見学をすれば本気でやっているかどうかわかるはずだ。
テキトーな文章を載せてる人も散見される。
- ご利用者にどんなサービスを提供したいか
- 設備、人材、食事などなど
人生経験豊富なご利用者にはわかるはずだ。
一人一人の要望を聞いてくれるか?
- 食事で大切にしていることがある
- ご家族の仕事上、朝少し早く迎えに来てほしい
- 最初は短時間から利用したい
ご利用者は何かしら要望があるはずだ。
もちろん何でもかんでもイエスとは言えれないけど、傾聴して共に悩むのは誰にでも出来るはずだ。
要望は叶わなかったけど一生懸命考えてくれた。
こういった経験はみんな一度くらいあるはずだ。
要望が叶わなくても感謝の気持ちは残る。
最終的には気持ちなのである。
おまけ
3つと言いながらもう1つ、その他の視点も追記しておこう。
- 掃除が行き届いているか
- スタッフの数は足りているか
- 働いている人がイキイキとしているか
- 夜間の体制はどうか
挙げればキリがないけど、これらは見学でわかることだ。
スタッフの数などは現場スタッフと経営層で乖離があるのはよくある話。
足りないとしても一時的なのか、経営層の考えなのか、どんな理由で足りないのかもわかるはずだ。
終わりに
グループホーム事業はまだまだ数が足りていないので、淘汰が始まるのはもう少し先だろう。
それに甘んじたクオリティの施設も散見される。
だからこそチャンスなのだ。
今のうちから投資しておけば長期視点で花開く可能性は高い。
同業に限らずアンテナを張っておけば、ご利用者とスタッフも満足のグループホームが作れるだろう。