社長ブログ

生産性が求められる医療・福祉現場

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一週間ほど前、0才の自分の子どもが高熱を出し肺炎になり入院となってしまった。

親が付き添わなきゃいけないので、すべての予定をキャンセルして僕が付き添うこととなった。

入院生活はある程度の不自由さは覚悟していたんだけど、病院のルールはあまりにも非合理的で、僕ら患者だけでなく看護師や医師たちの業務も大変そうだった。

入院は突然訪れる。

僕のように謎ルール(不自由さ)を「はいはい」と素直に受け入れる気がない人は特に見ておいてほしい。

もう一つ、病院をディスるような文章が多いかもしれないけど、感謝の方が多いことも書いておく。

血管のわかりにくい赤ちゃんに的確に注射し、カテーテル交換の手際の良さなど、看護師さんのプロフェッショナルな部分は素晴らしかった。

テレビと冷蔵庫を使うためのカード

あー、あるある。

そう思ってもらえたらもうそれだけでいい。

今どき地上波にお金払って見たい人はどれくらいいるんだろう。

カード販売機の管理、現金の管理、残額精算にかかるインフォメーションスタッフの手間などを考えると、せめて無料にして入院費にオンしてほしい。

そもそも入院室の狭い空間に物が多すぎる!

用件伝達はすべてナースコール

チャットにさせてほしい(T_T)

入院中、1日20分だけ子どもを保育士に預けられるサービスが付いていた。

その時間調整を、わざわざナースコールで看護師を呼び付けた挙げ句、ただ保育士を呼んできてもらうだけ。

申し訳ない気持ちになる。

その他にもちょっとしたことでナースコールを押すことがあるのだが、基本的にはチャットで済む内容ばかり。

みんな忙しそうにしてる中ナースコールを押すことさえ躊躇してしまう。

介護や保育同様、限られた人員で質の高い医療を提供することが生産性になるのだが、それに対してインセンティブがないので改善されない。

この点も介護や保育と同様だろう。

いや、介護の場合、質の高い介護を提供すると介護度が下がるのでインセンティブどころか、売上を落とすことになる。か

介護はこの点見直そうとしてるが、介護度が下がったほどのインセンティブはないように見える。

医療もそうかもしれない

ベッドの頭につける札

これも毎回パソコンに入力して印刷して切り取ったりしてるのだろうか?

デジタル表示が楽だと思う。

なんでもそうなんだけど、細かいことを切り詰めていくのが業務改善に繋がる。

掃除はすべて清掃員が手作業

家電でのお掃除ロボットといえばルンバなどがあるが、施設や工場用のお掃除ロボットもクオリティが高い。

一度導入しようとしたから調べたことがあるけど、自分が大型施設を運営するなら必ず導入する。

他にもこんなものがあるようだ。

ちなみにベッドシーツも、被せて角を折りたたんでやるタイプでめんどくさそうだった。

差し入れOKだけどウーバーイーツNG

付き添い家族はコンビニ弁当を食ってくれと言われたので丁重に断った。

そこでウーバーイーツなどの宅配弁当を提案すると一問答あった。

家族からの差し入れOK、でも看護師経由で。

これも謎だけど、宅配弁当を頼むのはNG。

でも宅配弁当を頼み家族が受け取って、それを看護師に渡し差し入れるのはOK。

システムがようわからんことになっている。

ちなみに昨年行ったマレーシアでは食品の宅配が当たり前だ。

そのとき僕が宿泊したホテル1階には宅配弁当預け場所があり、「そこに置いとくから取りに来てね」という仕組み。

病院でも出来るはずだから、入院者の満足度や栄養面でもプラスになる。

働く人も使えると嬉しいはずだ。

終わりに

病院の人は見ないだろうと思って書きたいことを書いてみた。

まだまだ書けることはあるけど…業務改善提案だと思ってほしい。

冒頭にも書いた通り感謝の気持ちの方が大きい。

医師、看護師ともにプロフェッショナルであった。

介護・医療・保育の分野においては特に業務改善、すなわち生産性の向上が急務。

プロフェッショナルな部分と、工数削減やテクノロジーの活用は話が別なのである。

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