会社の成長、個人の成長をしようと思っても一朝一夕とはいかない。
会社の成長とはスタッフの成長。
スタッフの意識が変わるのは時間がかかる。
自分も然り。
人の成長は、会社の利益を最大化し、スタッフ個人に分配することに繋がる。
すぐに効果が出る裏技なんて存在しない。
であれば、今推奨されている原理原則に基づくのがいい。
その原理原則は誰もが聞いたことがあり、シンプルなものである。
シンプルな原理原則は遅れて効いてくる。
ピラミッド構造を遵守する
- ・すべての権限は上位の階層にあり、その意思決定に基づき部下は実行する(上意下達)
- ・意思決定は上から下へ、情報は上から下へ
- ・これを繰り返す
たったこれだけのことが難しいとは…
もちろん現実にはピラミッド構造を成立させるためのルールはもう少しある。
「どの層にどれだけの権限があるか?」「部下にとって上司は1人だけ」。
この2点はピラミッドを成立させるために重要な要素らしい。
ピラミッド構造などと言うと、カースト制度や窮屈な組織のような気がして嫌気が差す人もいるかもしれない。
ただ、先人たちが何千年も前から培ってきたやり方が今も採用されているのは、理由があると思った方がいい。
このやり方が組織の繁栄にもっとも効率的なのだと。
目標は必要
今後導入する予定の仕組み化。
仕組み化によって取り入れる各スタッフの目標設定と評価制度。
目標も無く働くとは、何を作るかわからずに野菜を切ってるのとおんなじだ。
とはいえ入社してすぐは仕方ない。
だって出来ることがないんだから言われたことだけやるしかない。
最初は”意味”や”なぜ?”はわからなくても、まずやって聞きながら覚える。
働くとは「教えてあげるサービス」ではなく、まずその場で組織の利益に貢献する必要があるからだ。
実際の現場に落とし込むのに懸念点も多く、すぐ導入とはいかなそうだ。
目の前の作業ばかりに囚われて、会社の利益、自分の成長(課題)がわからず働くのは辛いはずだ。
これこそ管理者と対面でのミーティング、トライアンドエラーの必要性を感じる。
12月に戻るからその時に話し合おう。
ストレスも必要
適度な緊張感や疲労感があってこそ成長する。
例えば、締め切りが短い仕事をする時、残り時間から逆算して100%にどこまで近づけるか頭をフル回転させる。
そういう経験、仮に仕事じゃなくても体験したことはないだろうか?
「100%までいくにはアイツの力も借りなきゃ!」
「あれ?これそもそも70%でよくない?」
制限というストレスがあってこそ、人は底力を見せる。
筋トレでもおんなじだ。
別にやらなくてもいいトレーニングを「自分には必要だ」と言い聞かせ、「もう無理だ」という疲労状態からあと一歩やり切る。
そうやって筋肉は成長する。
反対に温室で育った植物はストレスに弱く、環境の変化ですぐに枯れることがわかっている。
これはストレス耐性がない人の比喩で使われる。
会社の利益を追求する
会社とは、利益を出す団体である。
利益を出すために、お客様がほしいサービス(製品)を作り、サービス向上をして、対価を得る。
利益を出して、スタッフに分配し、国に納税をする。
シンプルな流れ、中学校でも習ったような気がする。
たまに、「私たちは従業員ファーストの会社です」という理念を掲げる会社を見かける。
昔から違和感があったけど、今はハッキリと言語化して、自分には違う価値観があると言える。
もし競合が現れ対価(売上)が得られなくなった場合。
売上を上げる努力をやってもやっても回復できない場合。
僕なら迷わず従業員を解雇する。
お客様(社会)に求められているから雇用が生まれる、のであって、求められてる以上の雇用はしないはずだ。
先行投資というならいいだろう。
従業員ファーストなんて考えられない。
そういう社会構造ではないと思う。
終わりに
聞いたことはあるけど、耳障りの良くない話ばかり。
価値ある話はまとも過ぎて大体つまらない。
でも本質的な役には立つはずだ。
後編に続く↓↓↓