1人や小さな企業では、成し遂げられる規模が小さい。
それが良いとか悪いって話じゃない。
何かを成し遂げた感覚、自分の人生が前に進んだ感覚が得られるかどうかだけの話。
ただ、そのためには会社のルールや世界観は”1つ”である必要がある。
2つじゃない、1つ。
会社の世界観を理解・共感した人だけでチーム構成をする必要がある。
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一番わかりやすい例
一番わかりやすい例は国だ。
国も人が作った概念、チームである。
日本は電気・ガス・水道・インターネットのインフラを作った。
正確に言うと、整備するためのルールを作り、出来そうな企業を認可した。
そのインフラを全国に張り巡らせ、全国民で享受できる形にした。
蛇口をひねれば誰でも安全な水が飲め、冬も凍えず、ネットで世界中の人と分かり合える。
また、教育、警察、刑務所などの機能がしっかりしてるので治安もいい。
こんなに裕福な生活をもたらしてくれたのは、日本という概念を共有できたからである。
教育洗脳
国は、「教育によってその国の国民であることを強烈に植え付ける」ことが重要だという。
日本国民だと植え付けることで法律を守らせ「治安を守らせる仕組み」がある。
仕事をする時期になったら、納税という形で強制的に「貢献させる仕組み」もある。
これは帰属意識にも繋がる。
帰属意識があることで、感謝を込めて治安維持や納税に貢献する。
仕組みについて学んでいると、国という概念・仕組みの素晴らしさに気付く。
人類が切磋琢磨し、チューニングを重ねてきた歴史の良い部分を僕たちは享受しているのだろう。
会社も概念と仕組みである
人が2人集まれば概念や仕組みが生まれるという。
ということは会社もそう、概念で集まった集団である。
集団になれば、1人では考えられない大きなことがやり遂げられる。
その大きなことは人生に幸福感を与えてくれる。
お金は選択肢を与えてくれるけど、幸福自体は与えてくれない。
ただ、国で説明したように、大きなことを成し遂げるためには仕組みもセットで必要だ。
「治安維持と貢献」をさせる仕組み。
治安悪化を予防する仕組み、治安を脅かす人への罰。
貢献には相応の報酬がある仕組み。
集団には罰と報酬がセットで必要だと学んだ。
治安を守る仕組み
働く姿勢はすべての土台である。
まだまだ計画段階なんだけど…
- ・人の悪口を言わない
- ・自虐的な言動もしない
- ・同僚、上司にも絶対にキレない
- ・上司の指示を愚直に実行する
- ・チームに非協力的な態度は見逃さない
これら、社会で当たり前とされてることを「姿勢のルール」として徹底する。
形骸化もさせない”仕組み”をセットに。
「罰がないのは認めているのとおんなじだ」
貢献には報酬を
「障害者がありがとうと言われる社会」、この経営理念は自立に繋がる。
誰もが目指すべき姿、「自立」をサービス・業務として提供するのだ。
この理念を実現してくれた人には報酬がある。
僕の思う「障害福祉サービスの価値観」をイメージ図にしてみた。
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下から上に上がっていくにつれて、
- ・価値は有形から無形に変わり
- ・条件から感覚に変わり
- ・マネが難しくなるイメージ
上位2つに正解はなく、個別支援計画と言われるように、唯一無二の個別具体の話になる。
これらがどれくらい達成されているか?
ある程度具体的な状態を示した上で、事業所評価にするのはどうかと考えている。
歯車になることは恥ずかしいことではない
「組織の一員になる」ことはよく「歯車になる」と表現される。
これは全く恥ずかしいことではない、と今なら断言する。
昔はハッキリと自分の意見を持ってなかった。
これまで書いてきた通り、日本人は日本という組織の一員であり歯車である。
1人では出来ないことをやり遂げて、幸福感の多い人生を送ることは1つの価値ではないか?
理念をやり遂げる会社の一員として力を発揮しようと、一緒に働く人にも、自分に対しても、心からそう思ってる。
僕も含めて誰もが歯車だ。
余談、日本は素晴らしい
ブログ前半に「日本はインフラが行き届いてる」と書いた。
行き届いてるだけじゃなく質も高い。
今住んでるマレーシアの公衆トイレは大体ビチャビチャだ。
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トイレ掃除で便器を拭くという概念はないらしい。
トイレ横にあるウォシュレット兼、掃除ホースでジャ〜!と便器を流して掃除完了。
拭き取りなどしない。
公衆トイレで便器に座りたければまず、拭くところから始まる。
終わりに
よく会社は船に例えられる。
今、あなたが乗ってる船の居心地が悪いなら別の船に乗ればいい。
もし意義を感じる集団で、幸福感を感じるなら船員として活躍しよう。
船のルールと目的は1つだ。
2つじゃない、1つだ。
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