恐怖を減らすには行動量を増やすしかないと学んだ。
慣れとも言える。
起業は怖かった。
資金の借り入れも怖かった。
スタッフにとってマイナスな指導をするのが怖かった。
不動産を買うのも怖かった。
スカイダイビングも怖かった。
もっと振り返れば自転車の補助輪を外すのが怖かった。
その恐怖を無くすのはネットで調べまくることじゃない。
少しずつやるしかないのだ。
目次
なぜ怖いのか?
人間の恐怖の最たるもんは死である。
死なないために安全な方法を選択する。
安全な方法とは、昨日までと同じ行動をすること、仕事においてもおんなじだ。
狩猟採集時代だと、昨日までと違うことは危険だったかもしれない。
今は”危険”ではないんだけど、「人間の脳はまだサバンナにいる」と言われているから仕方ない。
コンフォート(安全)ゾーンを抜け出す方法
ほとんどの人は同じ行動をして生きている。
そのいつものパターンを少し崩してみるしかない。
大きなことはしなくていい。
思考停止でやってることとか、食べてるもの、何かターゲットを見つけて変えるだけでいい。
出来たら「よし、いつもと違う行動を取った私に拍手」と言って、また次を考える。
本当に小さなことの積み上げなんだと思う。
起業?怖いに決まってんじゃん
起業をすると、すべてを自分で決めて何が起きても誰のせいにも出来ない。
自由の刑に処される。
2012年、起業して初めて求人を出して応募があったのは同い年の女性だった。
全くの業界未経験だったが、知性に溢れ豊かな人間性を持ってるのは明らかにわかった。
そこで僕は彼女にこう伝えた。
「僕は起業したばかりであなたが育つ環境はここにはない」
「ただ、何がなんでも給料は払うし一生懸命教える、それでもよければ一緒に働きましょう」と。
彼女は快諾してくれた。
何がなんでも給料を払うことは嘘ではなかった。
収入がなかったらアルバイトをしようと思っていた。
起業も全く意味がわからないまま始まったし、業界未経験で給料も払えるかわからない人も雇用してスタートした。
全部怖かったに決まってんじゃん。
スタッフへの指導も怖かった
- 「会社の仕組みは性弱説で考えよう」
本に書かれていた一節に心から納得した。
「介護の仕事なんて、利用者さんを自分の家族と同じように対応すればいいんだから楽勝じゃん、こんなん誰でも出来る」
本気で思っていた。
でも現実は違う。
楽をしたい、自分の思い通りにしたい、会社の言うことに従いたくない、そんな人も多い。
僕の考えは基本性善説に基づいているのかもしれない。
それと日本は超労働人口不足と超高齢化。
スタッフが辞めるのが怖かった。
本音での指導は怖かった。
でもそれは間違っている。
「会社のルールに従い、お客様に喜んでいただき給料をもらうもの」
「雇用はサービスではない」
怖くて、ただそれだけのことすら出来なかったんた。
後戻りできない系は気を付けよう
ただ、忠告したいことが1つだけある。
不動産購入とか、大きな買い物はよくよく考えた方がいい。
銀行は不動産は好きだから金を貸してくれる。
それは不動産は「資産」だからなんだけど、銀行は数千万、一億くらいのキャッシュが必要ない。
帳簿上に「資産」があればいいのだ。
銀行は帳簿上に「回収可能な資産」が欲しいのだ。
一方、借り主側はキャッシュが必要だったり、不動産を手放したい時がある。
その時にすぐに現金化できないのが不動産だ。
簿記でいう「貸借対照表」の有形資産の中でも、不動産は下の方に表記される。
それは現金化しにくいからだ。
不動産を取得する時は、賃貸や販売など、本来の用途じゃなくなった時の”出口”も考えておいた方がいい。
転職もよく考えた方がいい
一言でいうと、「今の職場で出来ないことは次の職場でもたぶん出来ないよ」ってことだ。
人間関係だとしても、自分のモノの見方が変わらないと本質的な改善はないだろう。
「人は変えられないけど、自分は変えられる」
「変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えてください」
こういうと、「やっぱ辞めてほしくないんだろ!」って思われるので嫌なんだけどね…
スカイダイビングは二度とやらない
最近感じた最大の恐怖はスカイダイビングである。
でも後悔はしていない。
人に話をすることが出来る。
人が集まる席に行っても、飛んだことがある人は少数派。
飛んだことがあるだけでドヤ顔できる。
空を見て雲を見た時も、「あの雲の上から飛んだよな〜」と思い出す。
でももう二度とやらない。
終わりに
恐怖を減らすには行動しかない。
矛盾してるように聞こえるけど、1つの真実だと思ってる。
じゃあ次の日曜日、1月19日、新しいことを1つやろう。
僕は「パソコンもスマホも1日見ない」ことをやってみようと思う。
今決めた。
みんなは何をする?
もし何かやったら教えてよ?