当社では初めての試み、家族向けセミナーを開催する。
昨年行った当社のご利用者にアンケートを行ったんだけど、そこにあったニーズで出来ることを一つ一つ進めている感じだ。
セミナー内容について
内容は何にしようかな~って悩んで何人かの親御さんに聞いたんだけど、「う~ん…」って感じで明確な回答は得られなかったのでこちらで考えてみた。
出来るだけ生活に身近で、誰にも無関係ではないことにしたいな…と考えてたらお金の話になった。
そしてお金の話ならと、顧問税理士の未来会計FAMZさんに頼んでみると快諾してくれた。
ご家族の満足度はご利用者の満足度に繋がる
ご家族が施設に対して安心感を抱いていることは重要だ。
例えばご利用者が一時的に「施設に行きたくない」などの状態になることもある。僕たちが仕事に行きたくなくなるときがあるのと一緒 ^ ^;
そんな時にご家族も仕事や何かの活動を止めて立ち止まり、ご自宅で支援する余裕があればいいけど、やはりそうでないご家庭も多い。
そんな時にご家族と施設の関係性が良好であれば、その旨を遠慮なく相談してくれるだろう。
その結果、サービスを見直すとか、少し利用を減らすなど、みんなにとっての”納得解”が出るかもしれない。
僕だってそう。子どもが保育園に行きたくないと言えば、いろいろなことが止まってしまう。
福祉サービスは誰のもの?
制度上の形式ばったことを言うと、ほぼすべての福祉サービスはご本人のためにある。だけど当然ながら、「ご家族が休んだり、家族全体の生活を成立させる」目的もある。
この問いは本当に難しくて、利用する家族によって「誰のための福祉サービスか?」ってバランスは変わってくる。
「ご家族が休んだり、家族全体の生活を成立させる」ために利用することもある。
基本はご本人のためにありながらも、ご家族一人一人がそれぞれの人生を謳歌できるようにも考えて支援していきたい。
僕たちにはそういう役割もあると思っている。
終わりに
今回は自社で主催する初めてのセミナー。当社ご利用者のみを対象にしていて、現在25名近くの参加予定者がいる。
「親亡き後の」ってタイトルは重い気がするけど、誰とっても大事なライフステージだし、情報収集はしておくに越したことはない。
ご家族にとって有益な何かを提供し続けて、出来る限り良好な関係を築いていきたいと思う。