先日神奈川県逗子市にある「NPO法人ごかんたいそう」代表の全田さんと会った。
この方と会うことになった経緯は、当社ご利用者M君のお母さんが「田中さんに会ってほしい人がいる!」と紹介してもらった人から紹介してもらった。(ややこしい…)
結論から言って最高に楽しかった!久しぶりに刺激的な話が聞けて興奮した!
Mくんお母さんありがとう!!
全田さん自体はとても穏やかでゆったりと話す人なんだけど、10年保育園を経営し、現場にもずっと入っているので話に深みがあり確かな理念と軸がある。
僕は今保育園経営に興味があるのだ。
そして全田さんと会ったことのアウトプットの意味も込めてその内容をブログにしておく。
保育園経営に興味が出た理由
僕は今2児の父、2歳と0歳の子どもがいる。
2歳の子どものために2年前、人生で初めて保育園を利用しようと探したところ、近所に行かせたい保育園が少なかった。
僕が理想とする保育園は、
- とにかく身体を使って遊ばせてくれて
- 食事にも気を使ってくれて
- 身近に自然が感じられる環境
こんな感じ。全ては叶わないと思いながら、一つでも願いが叶う保育園を探してみたけどなかった。
ここは?ってのはあったけど”満員御礼入れまテン”なのだ。
そんなに高い要求はしてないと思うんだけどな…
そう思いながらモヤモヤは募っていた。
介護業界と同じ問題
介護業界同様、保育士の給与安い問題が度々取り上げられる。
子育てって超大変だよ。忍耐と理不尽の連続。
一生懸命作ったご飯をひっくり返して”してやったり”な顔するし、オムツをキレイにしてやろうとしても逃げ回る。理屈など通じない。
自分の時間はめちゃくちゃ減る。
そんな子どもを温かい言葉と心で預かってくれて、ともに成長を願ってくれる保育士という素晴らしいお仕事。
なんでこんな大変な仕事が安くて冷遇されてるのだろう?意味がわからない。
自分だったらもっと上手く経営して、保育士の待遇を上げることが出来るのではないか?
介護同様、そう思い始めた。悪い癖だ。
働かないと預けれないは理不尽だ
なんで働いてないと預けれないんだろう?
これはある本で”3歳児神話”が関係しているというのを見た。
1950年あたりに3歳児神話推進派の人が制度設計に関わっていたため、こんなことになったらしい。
そして古ーい制度設計のまま現在に至る。
いろんな団体や有名人が声を上げて少しずつ変わってきてはいるが、遅々たる歩みである。
こんなことも自分が親になるまで知らなかった。
ごかんのいえ・ごかんのもり
理念という抽象的なことを連連と書くと誤解があってはいけないので事実に留めておく。
自然が感じられる環境で遊び、昼になれば園庭の釜戸で炊きたてのご飯とみそ汁を食べる。毎日がピクニックだ。
釜戸ではもちろん火を使う。触れば火傷、煙を吸えば苦しい、火は便利だけど危険だということを身を持って知る。
親にも「うちの保育園に来るとケガをすることがあるので了承してほしい」と、事前説明会で入念に話すらしい。
田植えをすれば泥遊びに変わる。この写真を見れば文字表現などいらないだろう。
僕の「こんな保育園に行かせたい!」は全部揃っていた。
その他、無資格の人を積極採用して後から資格を取ってもらうってところはうちと似てた。
僕が「実際に見たい!」と全田さんに伝えると快く引き受けてくれた。
他業種だけど勉強になりそうだから、スタッフの誰か一緒に行こうよ?
行きたい人は声かけてね^ ^
終わりに
僕は一時とてもモチベーションが低かったんだけど、最近いろいろとやる気になっている。
どういう形かはわからないけど、保育事業に携われたらなぁと思っている。
障害福祉の方でもニーズのあるところにもう少し手を伸ばしたい。僕が社会の役に立てることがもう少しありそうなのだ。
しかし子育て中につき時間がないので、誰かの力を借りないといけないのは明白だ。
ということでスタッフの皆さん、新規事業の立ち上げも頑張りましょう☆
興味のある人は声をかけてね^ ^