僕の起業動機の一つは「介護スタッフの待遇アップ」。
サービス業のような気配りもまぁまぁ求められ、肉体労働的なとこもあるけど、ご利用者の生活を支え、ご家族からもメチャクチャ感謝される。
こんな素敵な仕事が3Kに分類されるなんて国はイカれてんじゃないか?って思う。保育士も同じ。
そんなことをこれまでにも考えて考えて考えてきたけど、一つ案が生まれたのでみんなに報告したい。
約一年前にこの悩みを吐露したブログはこちら。
介護業務でプロフェッショナル部分
介護業務と一言で言っても範囲が広すぎるのだ。一つ一つは書かないけど、でも業務内容をしっかり仕分ければ、
- 誰もがこなしやすい仕事
- プロフェッショナルな仕事
に分けることが出来る。(大まかに言うとね)
そこで僕は「プロフェッショナルな仕事」に注目した。例えばうちの会社で言うと、
挙げればキリがないんだけど…
- 障害者が「ありがとう!」と言われる活動を作った
- 新規事業の立ち上げに名乗りをあげた
- 新人指導やスキルアップ研修を率先してやってくれた
- ホームページやSNSで新しいコンテンツを作った
- 何らかのソフトやハードを導入してコスト削減(工数削減)をしてくれた
ご利用者のQOLを上げる、新たな社会資源を作る、会社のアップデート、こんなことをやってほしい!
その判断基準
- 僕が見つけて僕が判断
- 毎月スタッフ同士で褒めるとこ探し→これを僕も見る
申し訳ないけど、要は僕の判断になりますm(_ _)m
でも僕もすべての出来事を把握できないから、毎月自分以外のスタッフで頑張ってた人を報告(上限3人まで)。
場合によっては事業所単位での評価・判断になることもあるだろう。
1年前のブログでも書いたけど、よくある”人事評価”ってのは性に合わない、めんどくさい、基準が人による。
売上・利益・新規利用者などの数値以外の部分で評価するなら、結局は”人による”のだ。
この場合は僕だ。
メリット
メリットは
- 人の良いところを探すことが習慣になる
- 条件がフェアである
人の良いところを探すのは介護職でとても要求されること。ご利用者のストレングス=強みに着目できる能力は、支援計画に多いに影響する。
つまりご利用者のQOLに影響する。
苦手なことや出来ないことを克服するなんて全く楽しくないのだ。
条件もフェアな方だと思う。
僕はなんでも積極的な人は好きだけど、僕と合う合わないとかは気にしないので安心してほしい。
勤続年数も年齢も業界の経験年数も何も関係ない。最終的に僕が判断をするということ以外はフェアだ。
賞与以外でも渡せるものがある
例えば扶養内で働くパートさんなら、賞与もらっても困りますって人もいるだろう。
そんな人には研修という”テイ”で、どこかの素晴らしい支援をしている福祉施設に見学に行くのもありだ。
別に日本じゃなくてもいい。
プロフェッショナルを生み出す人ならば勉強熱心である可能性が高いので、お金じゃなく学びという報酬は嬉しいのではないか?
それ以外にも方法はたくさんある。もちろん法律、税制上でも合法なやつだ。
余談
「献血に対価報酬を付けると献血希望者が減った」という統計を本で見たことがある。
献血なんてのは特に誰から頼まれた訳でもなく行う行為。
生きるために食べ、そして血となり肉としたのにその一部を捧げる。マザー・テレサのような奉仕の心に満ち溢れている。
僕は健康診断で採血しただけでも不安になるので出来ない。
要は対価報酬のためにやってる訳じゃない!って人もいるだろうってこと。
もし不本意なら辞退することももちろん可能だ。
だけどプロフェッショナルを生み出したならば、転職するにしても武器になること間違いなしである。
終わりに
長文書いたけど言いたいことは、ご利用者のQOLを上げよう、そのために僕たちも高めようってことだけだ。
そんな行動をしてくれた人に特に賞与を支払いたい。
もちろんお金だけじゃなくて、僕から精一杯の感謝の気持ちを伝えます(^ ^)
みんなでゼロからイチを創り、イチをジュウにしよう。
そしたらみんなが豊かになるから。