社長ブログ

虐待防止のこと

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みんな自分の事業所では起きないと思ってる。

自分の周りでは起きないと思ってるし、自分がやるわけないと思ってる。

本当にそうでしょうか?

今年度は虐待防止に力を入れようと思っている。

僕も自分の周りでは起きないと思っているタチだった。勉強するまでは。

虐待を防止する対策の中で「トップのマインドセット」があった。

少しずつ実行はしているのだが今年度はさらに加速させていきたい。

※この内容は施設虐待に関する情報なので、養護者による虐待の情報ではないことを承知で見てほしい

加えて障害者虐待に関する内容である

虐待をしてしまう人のリスク要因

 関係性が高い順に、

  • 知識・介護技術の不足(障害特性の無理解)
  • 倫理観や理念の欠如
  • ストレス
  • 職場の人間関係・人員不足

原因の第一位は知識・介護技術の不足、すなわち”知らない”という状態なのである。

すなわち学ぶだけで虐待をする可能性を下げることができる。

もう一つ介護ではご利用者とスタッフが絶妙な関係にある。

株式会社障がい者ライフサポート公式【広島】

サービス業という一面もあるけど、”してあげる人”と”してもらう人”という見方も出来てしまい、とても近い距離感。

グループホームとなるととても長い時間をともに過ごす。

こんな距離感の仕事はあまりないように思う。

虐待を受ける人のリスク要因

  • 知的障害者
  • 強度行動障害の状態にある人
  • 介護度が高い
  • 自ら主体的に動けない
  • 見た目が違う

当社が対象としているご利用者がもっとも虐待を受けやすいようだ。

加えて施設虐待では、夜間の支援を伴うグループホームや入所施設で虐待が起きる可能性が高いという。

すなわち当社グループホームは、施設虐待が起きる可能性がもっとも高い中に分類されるのである。

施設虐待を予防する対策

  • 経営者・管理者が高い意識を持って、虐待防止に取り組む
  • スタッフ一人一人との面談
  • 研修実施、学び続けること
  • 自己選択・自己決定を尊重する風土

これらを見てもやはり”学び”が最大の武器である。

一度勉強したからもういいや、ではなく定期的に自分たちのやり方や姿勢を見つめ直す必要がある。

例えば身体拘束を伴う支援があったとして、

これは今も必要な支援だろうか?状態は変わっていないだろうか?

これがベストな方法なのか?拘束方法や拘束時間は最小限になっているだろうか?

これらを事業所やご家族、関係機関などと話し合って毎月見直す必要がある。

今日は何の服着ようかな?

 ご利用者が選び決められることを、勝手に選んで決めてはいないだろうか?

時間がないからと自己選択・自己決定の機会を奪ってはいないだろうか?

もし思い当たる節があれば立ち止まり話し合おう。

時間は作るものである。

広島市植物公園にて

終わりに

 こんなにも人生の大半を占める仕事で介護という素敵な仕事を選んだのに、なんで虐待なんて起きるんだろう。

僕たちはたくさん仕事がある中で、わざわざこの仕事を選んだのだから理想の仕事を追い求めよう。

理想と違う状態なら立ち止まって話し合おう。

わざわざこの仕事を選んだ僕たちは虐待などしたい訳ないのだ。

そのために話し合い学び合おう。

グループホームひといき美鈴園【広島市佐伯区】

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