社長ブログ

「短く、読みやすく、印象に残りやすい」文章のコツ(中編)

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株式会社障がい者ライフサポート【広島市】
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文の贅肉を徹底排除で「短く、読みやすく」

贅肉は身体にとって害でしかないように、ビジネス文でも不要である。

文には余分な言葉がたくさんついているせいで長くなっている。

たぶんあなたの想像以上に文には贅肉がついている。

その代表的なものをいくつか短く紹介する。

「お疲れ様です」は言うのも書くのも止めよう

  • ・お疲れ様です
  • ・お世話になっております
  • ・よろしくお願いします
  • ・ご多忙の中大変恐縮ですが

この定型文を相手は求めているだろうか?

仕事場でもみんな決まって「お疲れ様です」と言う。

昔から疑問に思っていた。

朝は「おはようございます」と挨拶をするのに昼は「こんにちは」とは言わない。

「お疲れ様です」に変わってしまっている。

お疲れ様ですは「こんにちは、うぃっす、イェイ!」に言い換えられる。

あなたもこれらの定型文をやめて仕事効率を上げ、2秒でも早くおうちに帰ったらどうだろう?

「させていただきます」は言うのも書くのも止めよう

  • ・ご自宅での介助方法を教えていただければ、施設でもご自宅と同じように支援させていただきます
  • ・ご自宅での介助方法を教えていただければ、施設でもご自宅と同じように支援いたします

「させていただきます」は大体「します」「いたします」に言い換えることができる。

例文のように、一文に複数「いただき」は絶対に一生やらないと心に決めよう。

同語、同義語が出てきたら怪しもう

  • ・ご自宅での介助方法を教えていただければ、施設でもご自宅と同じように対応いたします
  • ・自宅での介助方法を教えていただければ、施設でも同じように対応いたします

一文にご自宅が2回登場している。

一文に同語や同義語が出てきたら、どちらかを削除しても成立するか考えてみよう。

例えば「自宅に帰る帰路の途中」などと書いてしまったら「ん?」と振り返り、「自宅への帰路の途中」など、1つ減らすか言い換えることができる可能性が高い。

ちなみに接頭語の「ご」や「お」もトッてもいいならトろう。

「の」をトッてみる

  • ・先日のケア会議で決定した支援の方法ですが、事業所の中のスタッフとも共有し実践できています。
  • ・先日ケア会議で決定した支援方法ですが、スタッフとも共有し実践できています。

文が伝わるならトルトルトル。

「事業所の中のスタッフ」も「事業所内スタッフ」にも言い換えられるし、「スタッフ」だけでも伝わる。

順接での「が」「しかし」を止めよう

  • ・先日ケア会議で決定した支援方法ですが、スタッフとも共有し実践できています。
  • ・先日ケア会議で決定した支援方法は、スタッフとも共有し実践できています。

これについてはマコなり社長が力説していて、僕自身たまに使ってしまっていた。

「が」や「しかし」の解説は7:15〜

これを止めると文章が一気に読みやすくなった気がする。

「の方」「ということ」もトれるならトろう

  • ・来週のミーティング日時は、AよりBの方が参加人数が多いということで、Bの方に決まりました。皆さま参加のほど、よろしくお願いします。
  • ・来週のミーティング日時は、AよりBが参加人数が多いのでBに決まりました。

シンプルにはなった。ただ、言い換えればもっと短くできる。

  • アンケートの結果、来週のミーティング日時はBです。

何かと言いがちなこれらの言葉。

大体はトッても問題ない。

「こと」もトれるならトろう

  • ・支援者が学ぶことで虐待防止に繋がる
  • ・支援者が学ぶと虐待防止に繋がる

これはほぼ無意識に書いている人も多い。

やめることで2文字削減できる。ほら使った(笑)

終わりに

今日から取り組みやすい事例を列挙した。

「そんな細かいところまで考えながら書けないっすよ!」

と思われるかもしれない。

ただ、小さな積み重ねが大事なのもみんな知っているだろう。

身体づくりと似ている。

全部削ぎ落とすのは抵抗があるかもしれないから、気になる一つを取り入れてみよう。

後編では削ぎ落とした後の文にひと工夫して、「印象に残りやすい」文章のコツを紹介する。

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