日本がどっちに進もうとしているのかはわからない。
どっちでもなくグレーなのかもしれない。
これまでのやり方を捨てられるだろうか?
それとも僕たちの生きている間はそんなに変わらないのかな?
一過性の辛さを抱えながらも希望の星に向かってほしいものだ。
結論
ご利用者にとっては小規模がいいと思う。
きめ細かなサービス、小回りの効く運営、ご利用者とスタッフとの近い関係性。
ご利用者目線でいくとそう思う。
一方大規模のメリットは効率化だ。
事業運営で必要なヒト・モノ・カネ・システムが有効活用できる。
国の方向性として施設の大規模化を図っていくようだ。
理由はどの業界も人員不足、この一点に尽きるだろう。
国の動向に左右される
僕が事業を始めた10年くらい前は、小規模な事業所にインセンティブを与えていたような気がする。
しかし全国的には小規模の施設や訪問系サービスの閉鎖や倒産のニュースがあり、コロナでそれは一気に加速した。
小規模事業者の弱みが出てしまったのだ。
小規模事業者は一時的な悪い波が来たときに耐えられない。
ヒトやカネの資源が常に余裕のない状態で運営しているからだ。
うちの会社もまだ小規模のうちに入ると思うけど、大きくすればするほど経営的な余裕は出る反面、理想の施設でいる努力が要求される。
国が変わればルールも変わる
海外、特に福祉先進国では個人の考えを尊重する風土や死生観の違いなどから、”在宅生活を支援する福祉”に力を入れているようだ。
精神疾患の人も長期入院はしないというし、デンマークでは特養のような施設の新規建設は禁止されている。
日本は”ハコモノ”を建てて経済を良くしよう(たぶん…)という考えもあるし、良くも悪くも昔からの流れを大事にする風土がある。
施設や長期入院も残しつつ、大規模化の路線でいくのだろう。
しばらくは移民も受け入れないだろうし。
行政のデジタルシフト
効率化は行政でも加速する。
そのためにデジタル庁は生まれた。
介護事業所を管理する介護保険課や障害福祉課。
会社を管理する法務局や税務署など、行政側の効率化も国は考えているのだろう。
今はその移行期間。
10年後には様変わりしてることを願う。
終わりに
今の日本の人口は約1億2500万人。
2050年では1億人、2100年では6400万人と予測されている。
これからの高齢化率も日本が経験したことがないもの。
僕もその中で死んでいく一人だ。
もしかしたら息子たちは2100年に生きているかもしれない。
そんな未来を見れるかもしれない彼らを羨ましく思う。