馬車から車へ時代の変わり目の時、ある人は抵抗し、ある人は順応しようとしたという。
それが今も起きている。
すべての起点はIT。
チャット、画面収録、電子署名、音声収録。
誰もが当たり前を疑うことが難しい。
誰もが昨日までと違う行動をすることが難しい。
僕は出来る限り、自社に合った先進技術を取り入れて順応していきたい。
目次
時給分給
フルタイム働く人は年間約1920時間働く。
年収3,500,000円の人の時給は、
【3,500,000✕1.17÷1,920h=2,132円】
※1.17は社会保険料等
年収3,500,000円の人の時給は2,132円だ。
これを60分で割る、すなわち分給にすると、
【2,132÷60=35.5円】
10分電話をするならば、355円に値する成果を出さなければならない。
チャットでいいのに電話してくる人たち
チャットは時間を有効に使えるだけでなく、仕事のスピードをめちゃくちゃ上げてくれる。
電話ファーストの人は、お互いの時給を安く見積もり過ぎ、チャットで言語化できず、準備不足とも気付かず”今自分が知りたい衝動”のまま行動していると思われる。
社内では周知してきたので電話の数は減ってきた。
ただ、社外の人たちは相変わらず”ただの確認事項”でも電話してくる。
「大変お世話になっております〇〇です、✕✕のことでお電話しました。今少々お時間よろしいでしょうか?」
話し方はどうであれ、こんな内容から始まり、本題に入るまでに10秒以上費やす。
その間、相手の手を止め、その前の集中力も途切れさせ、自分のペースで喋る。
論理的に喋れなかったり準備不足の人は、時系列で喋りだし、受け手は相手のペースで聞かなければならない。
このような可視化しづらい業務は、馬車で走ってることにも気付かない。
画面収録でマニュアル作成
あるインフルエンサーの勧めで、少し前から画面収録の練習を始めた。
これに慣れてきたらテキスト入力がめんどくさい。
とゆーか画面収録の方が断然早い。
不要な情報を削ぎ落とし、必要な情報を映像とともに喋る。
論理的に説明する練習にもなる。
YouTubeそのものだ。
マニュアル作りはテキストと画像が一般的だが、大体のマニュアルは時間とともに形骸化していく。
最近はサイトやアプリの進化も早いので、マニュアルを作ってもすぐに廃れる。
100%じゃなくてもいいことは、スピードと手軽さが重要だ。
画面収録の方法は、スマホだと画面収録機能があり、画面上部からのスライドダウンで即実行の設定ができる。
Windows PCだと【Windows+G】で画面収録アプリを呼び出せる。
Macは知らない。
電子署名でいいのに日程調整と移動で署名・押印を求めてくる人たち
先日、仲の良い建設会社の社長が当たり前のように日程調整の上、車で40分移動、署名押印を求めてきた。
「なんで電子署名にしないの?」って聞いたら
「電子署名の月額利用料より事務員にやらせた方が安い」と…
いやいや、あなたも動いてるじゃんって言っても「どうせ近くを通るから」と。
Dropbox Signの利用料は、現在のレートだと15ドル=2,355円である。
この建設会社の社長が年収3,500,000円だとしても、一件の電子署名で元が取れる。
これも電話ファーストと一緒で、自分の時給と生産性を度外視した行為である。
もはや思考停止なのだろう。
ブログで陰口を言ってるのではなく、本人にも直接伝えている。
電子署名に対する行政の考え
電子署名は、コロナ前から導入しようと広島市の障害福祉課に掛け合ってきた。
障害福祉サービス事業を行う上で電子署名は、契約書、個別支援計画書、実績記録票、雇用契約書などで使える。
雇用契約書は労基に確認後、早々に導入した。
一方、障害福祉サービス管轄の障害自立支援課の回答は、
「実地指導がしやすいように紙で行ってください」
このような始末である。
これが約5年前。
さすがにもう待てないので最近勝手に始めた。
実績記録票なども電子署名に切り替えようと思う。
音声収録
音声収録も中々スピーディーではある。
ただ、外だと雑音も多く、場所によってはいきなり喋り出すのも憚る場合がある。
受け手も場所によっては再生できず、イヤホンを付ける手間が発生する。
そんなことから音声収録はあまりやってない。
外国人を見てると、多くの人がテキストではなく音声でチャットをしている。
その理由を自分なりに考えた結果。
・ローマ字はA〜Zで26文字
・ひらがなは46文字、カタカナも46文字
・英語は抑揚でニュアンスが変わる文が多い
などの理由から、日本語はテキストベースなのかなと。
要は日本語は短い文の中にたくさんの情報量があるので、文作成が苦にならないのでは?と思った。
加えて相手との関係性に応じたワードチョイスや、絵文字やスタンプで抑揚を補ってるのかなと。
文字量の話はいつか本で見た。
これもこれで結論付けず、場合によって有効であることを視野に入れておきたい。
終わりに
仕事を爆速化しても、ヒマな時間が生まれないのは何故だろう?
昔はこんなに仕事が超スピードで進んでなかったのに、昔以上に忙しい。
やってもやっても次の仕事をやってしまう。
でもそれでいい。
そういう人生を選んだのだから。