ITを駆使せず利益の最大化はあり得ない。
利益を最大化してこそ
- ・給与アップ
- ・独自性の高い福利厚生
- ・資格取得支援
- ・手厚い人員体制
が実現できる。
オンライン、デジタル化、DX。
ITに関する言葉は浸透してきたものの、それを念頭においてる事業者は少ない。
それをチャンスと捉え、自社ではもう一歩踏み込んだ改革を狙っている。
ちなみに…これだけ「デジタル化!DX!」と声高に叫んでいる自社でもまだFAXを使っていた!
これはいけないと思い、機械ごと破壊するようお願いした。
習慣とは怖いものだ、疑うことを忘れる。
DXの定義
冒頭でも書いたように、オンライン、デジタル化、DXなど。
色んな表現があるので、DXについて定義しておく。
- ・ITを使って利益が出る体質を作る
端的にこう定義しておこう。
一過性ではなく体質である。
単に紙保存を電子化、FAXをeメール(チャット)、地銀をネットバンク、だけではダメ。
デジタルの力で売上増加、コストダウン、すなわち「利益が出る体質」までいって初めてDXと言える。
例えばラーメン屋
例えば…
「データを見るとこの店は月曜と金曜の昼の客が少ない…」
「他の日は多すぎて断るくらいだから分散したい」
となれば、SNSで月曜と金曜にフォロワー限定クーポンを配布するなどのアクションが出来る。
例えば…
データを見て人気メニューと売筋を把握。
売れないメニューを減らし仕入れと在庫管理を減らし最適化。
生まれた余力でUber Eatsなどの、デリバリーシステムを活用する。
例えば…
来店客にGoogleマップへの評価依頼を地道に頑張る。
すべて一過性ではなく「利益が出る体質」を目的としている。
介護DXとは
改めて介護DXとは?
紙を電子化し、FAXを破壊することではない。
「利益が出る」とは、売上アップかコストダウンをすること。
「ITを使って売上アップの体質を作る」ことを考えてみよう。
介護事業の売上アップとは…単価を上げられないので稼働率増加と新規獲得が軸となる。
ストック型事業の場合
生活介護やグループホームは事業の特性として、ご利用者もすぐに利用先を変更しない「ストック型」である。
なのでこれらの場合は稼働率増加を短期で狙いつつ、新規獲得は中長期で狙う。
生活介護の稼働率増加は、他社との違いで言うと「土曜祝日営業」があげられる。
そこに狙いを絞ってSNSやホームページでPRするのはアリだろう。
他にも、自社で行っているショートステイや訪問介護のご利用者に「土曜営業」をPRし、体験誘導する手もある。
フロー型事業「訪問介護」の場合
ショートステイや訪問介護は「フロー型」の一面がある。(訪問介護は両面ある)
フロー型事業は手を加えれば短期で効果が見込める。
訪問介護は朝と夕に支援が集中しがち。
日中のサービスは狙って取りにいかないと待っていても来ない。
一方、グループホームの事業者の困りごととして通院介助がある。
日中は支援者を少なく組んでいるホームが多く、通院介助でマンツーマン対応となると人一人取られる。
その「困りごと」と訪問介護の「日中サービス欲しい問題」をマッチングさせるべく、グループホームへの営業は有りだと思う。
ホーム入居者の通院を、居宅介護の通院介助サービスで補うということである。
(DX関係ないや~ん)
フロー型事業「ショートステイ」の場合
今ターゲットにしているのはショートステイ。
ネット予約システムを入れてみた。
これのいいところはLINE連携も出来るので、セグメント配信が出来る。
セグメント配信とは、事業所がカテゴリ分けしたご利用者ごとに配信が出来る仕組みだ。
例えば、【男性】【児童】などのカテゴリの人にだけ、「〇月✕日空いてるのでご利用どうですか?」と配信できる。
データが溜まってくれば、各ご利用者が利用する【曜日】や【月の利用回数】などの傾向も把握できる。
そうすればそれに合わせた空き状況の配信が出来る。
ショートステイは新規獲得も稼働率増加も努力次第で成果が得やすい。
言い方を変えれば、各事業所の管理者の「努力頼み」になってしまう。
いわゆる「属人化」を避けたかったのだ。
ショートステイひといき八幡が丘
ITリテラシーは現代の識字力
これは最近オリラジ中田さんが言っていた。
「昔日本は識字率が高くて経済成長したという見方がある、それが現代ではITリテラシーに変わっていますかね」
そういうニュアンスで話していた。
その側面は間違いなくあると思う。
Googleマップ、SNS、AIなどのアプリの使い方。
ホームページは軽く情報量は多く、文字は見やすく、動画ファーストで滞在時間を増やす。
アルゴリズムの入口から入っていって、結果が出てくれば他の情報も理解しやすくなる。
ITリテラシーというと難しく聞こえるけど、学んでみると意外とシンプルなのものである。
字の読み書きより現代では大事なスキルかもしれない…
終わりに
今回はIT中心で書いたけど、本質はサービス向上であることに間違いない。
とはいえ、色んな分野を学んで種を蒔き、みんなで水をあげて、芽を出し果実が実るのを待つ。
そこで得られた果実をみんなで味わいたい。
その日のために今日も会社を俯瞰する。