仕事で調子がいい時は最高だ!
利用者さんにも喜んでもらえて、スタッフ採用に困らず、売上も利益も出る。
脳内麻薬も出まくってハイになり、恵まれた環境に感謝しか出てこない。
「よし、また誰かに喜んでもらえる事業しようかな」
そんな気持ちになる。
ただ、ジェットコースターハイはずっとは続かない。
やればやるほど成果が出る
これはどの業界でも、とは言えない。
ただ、少なくとも障害福祉業界は現状成果が出やすい。
成長曲線の中にいる業界で、自分が力を発揮できる場所に身を置くことが重要である。
とゆうか、ここでほとんど決まるかもしれない。
丁寧に言っておくと、サービス提供に関する時間投下はみんなやっている。
ただ、経営全体レベルで時間投下しているプレイヤーは障害福祉業界は圧倒的に少ない、というのが僕の認識だ。
それは経営者と現場スタッフの両方を指している。
体調不良者が出てくる
異常なまでの執着と時間投下をすれば必ず成果が出る。
そしたら成果として、
- ・目の前の利用者さんに喜んでもらえて
- ・スタッフも活き活きと働き
- ・売上が出始める
最高スピードで回ってる仕組みがずっと続くと勘違いして、同じペースで働き同じ成果を期待する。
そしたら最高スピードに酔って気分が悪くなる人が出てくる。
僕は身体に気を使っていて元気だし、元々バグった働き方なのでそれを経験したことはない。
ただ、そういう現象が今までに何度か起きた。
これは僕の責任であり反省である。
デジタル化とAIも体調不良を加速させる
デジタル化とAIの良いところは、仕事量を減らしてくれること。
だと思うでしょ?
違う。
1〜10をすべて人力でやっていたものが、3〜6とか、場合によっては2〜8くらいを自動でやってくれる。
その余力分、何もしなければいいのだけど…そしたら次の仕事に手を付ける。
それが通常モードになり、もっと売上を出そうと精を出したり、他社と差をつけようと躍起になる。
僕は最高スピードが気持ち良いからやり続ける。
ただ、普通の人は止めた方がいい。
ジェットコースターモードは続かない
速度が遅くなってくると、”あの”スピードが欲しくなる。
脳内麻薬が足りなくなってくる。
ヤバいクスリの話ではない、仕事の話だ。
どうやったら”あの”スピードが手に入るか?
それは…お金を投下すればモード続行できる場合がある。
お金をシステムに投下してスピードを上げたり…
人を雇ってスピードを上げたり…
でもそのスピードにも慣れてきて、またお金を投下する。
ジェットコースターハイは止まらない。
それでもあなた(僕)は沈んでいない
そもそも、これは浮き沈みの話をしているのではない。
ただ単に速く走りたいか遅く走ってもいいか?
それだけの話。
お金がたくさんあろうと困っていようと、仕事は無条件にやるものらしい。
仕事で自己実現をすることに価値を感じなければ、定時に出勤して定時に帰ればいい。
最高スピードに酔って体調不良になる人は、そんなに働かなければいい。
現代ではフルタイム働く必要もない。
それを「浮き沈み」と表現する人もいる。
それは違う。
浮き沈みではなく、仕事を進めるスピードが違うだけ。
朝起きて会社に行く時点でみんな頑張っている。
生活費なのか自己実現なのかの違いだけで、資本主義社会が求める時間は働いている。
「5年前は良い時代だったよ」「浮き沈みがあるけど頑張ろうな」
そんな居酒屋トークを聞かされても本心ではこう思ってほしい。
- 速く走った時代と遅く走った時代があったんですね
終わりに
健康にまさる優先順位はない。
その共通認識はブレずにやっていこう。
体調の原因の1つにジェットコースターモードは間違いなくある。
ただ、同じことをやっても健康を害する人とそうでない人がいる。
それも知っていてほしい。
流行りのひとことで言うならばメタ認知をするのだ。