社長ブログ

マレーシアに来て1年

投稿日:

2023年8月からマレーシアに引っ越して1年2ヶ月。

困っているのはスタッフとのコミュニケーションの量と質。

そこがとても重要なんだと離れて気付いたのもある。

それ以外では準備してきたので特に困ったことはない。

日常生活は日本と比べると不満、不便はたくさんある。

ただ、それも含めて”楽しむ”のが目的なのだ。

そんな”あんなこんな”をブログにしておく。

移住の目的

マレーシア移住の目的は子どもの教育。

英語が喋れたらそれでええ、目的はこの一点である。

今一般的に必要とされてる知識、例えば数学や地理など、特に暗記するようなものは一切出来なくていい。

むしろ余計な知識は詰め込まなくてほしいと思ってる。

全く出来なくて学校が卒業できなくてもいい。

ただ、英語でコミュニケーションが取れれば世界中の人とわかり合えるし旅も出来る。

今の日本だと英語と日本語が喋れるだけで引く手数多。

どんな人種でも憶せずコミュニケーションが取れたら世界は広がる。

本の読み聞かせ

食事のこと

自炊をすれば日本とほぼ同じようなご飯が食べれる。

日本でも同じだけど、外食となると野菜が少なかったり味が濃かったり炭水化物ばっかだったり。

それらを避けようと思うと自炊一択。

特に昼は自分で作って食べることが多い。

野菜とタンパク質をしっかり摂ろうと思うと鍋ばっかりになる。でもいい。

先日1人で出かけてタイ料理のお店に入ってみた。

注文したのはサラダとシーフードオムレツ。

大体日本より量が多いからこれくらいで充分

で、届いたのがこれ。

サラダのドレッシングはタイ料理っぽく、酸っぱ辛い味付け。

タイ料理屋に来たって感じがする。

その横のオムレツが問題だった。

中央にシーフードオムレツ、周辺にはサクサクの揚げられた生地があり、オムレツも含めて超油!

僕が食べる1週間分くらいの油が使われていた。

案の定、こういう食べ方をしてしまった。

これでもすげぇ油っこかった。

医療のこと

基本的に風邪や予防接種も含めて日本と同等な医療が受けられる。

医療の質は全体的に言うと日本の方が高いだろう。

その医療でもマレーシアの方が優れている点がある。

優れているというか、たぶん法規制が緩く、既存のテクノロジーを使う医療機関が多いってだけの話。

先日僕が風邪を引いて、中国人医師のオンライン診療(日本人の通訳付き)を受けた。

39.0℃の高熱、喉痛、子どもの幼稚園でインフルエンザが流行っていることを伝えて、喉は映像で見せた。

だが診断はインフルではなく「細菌性による風邪」とされて、抗生物質など薬が処方された。

「たぶん細菌性だけど念の為、インフルエンザとコロナの検査もしときましょう」

となり、検査キットと薬が60分後にGrabで自宅に届いた。

オンライン診療で届いた
インフルとコロナの検査キット

Grabは日本のUber Eatsみたいな配達サービス。

その検査キットで検査して、結果を画像で病院に送る。

すると「ウイルス陰性」とのことで、当初の診断通り抗生物質を飲んでね、と指示。

検査結果

服薬してすぐに楽になり助かった。

オンライン診療→薬と検査キット到着→服薬まで約90分。

高熱で自宅から出るのがマジでしんどかったので助かった。

オンライン診療、薬の処方、配達システム、どれも既存のサービスだけど日本でやってるクリニックは少ない。

ちなみに費用は、風邪やケガであればクレジットカード付帯の保険で全額保障されるのでタダ。

もちろん予防接種とか歯のクリーニングは自費、だから日本で受ける。

診療結果の余談

さっきの画像。

検査キットの結果をクリニックに送ったら陰性、とされた。

ただ、「検査キットはCを指しとるやないか!」

「C=コロナのCやないんか?!」

と思ってChat GPTに画像を見せてみると、

Chat GPTの回答

詳しい説明付きで陰性だと答えてくれた。

スマホはセカンドオピニオンにもなるのか…

マレーシアで働く人たち

みんなのんびりしている。

仕事中でもやることがない時は、家族とビデオ通話をしたりSNSなどを見ている。

日本のように時間通りに”コトが運ぶ”と思ってはいけない。

予定より遅くなってしまったら、「しょうがない」と思うか、「もっと早く行動する」しかない。

ライドシェアに乗ると、運転手が自分の子どもを乗せていることもある。

電車やバスが時間通りに来るとは思ってはいけない。

スーパーのレジで中国人がマレーシア人の店員にブチ切れていることもある。

そういうことも含めて「しょうがない、こんなこともある」くらいで受け流す。

共通して言えるのは、みんな子どもに優しい。

日本は素晴らしい

日本に戻る度にすべてのサービスに感動する。 

  • ・時間通りに動く公共交通機関
  • ・どんな場所でも列を作り大人しく待つ人々
  • ・勤務時間中、お客様の前ではビシッとして丁寧な受け答えをする店員
  • ・ハズレが少ない飲食店

サービス品質が高すぎ、民度高すぎ。

海に囲まれているせいかみんな同じ人種で、みんな同じ義務教育を受けている賜物かもしれない。

ただ、その賜物の”裏面”が、違いを許容しない態度かもしれない。

SNSやニュースなど、社会全体で特定の人や裕福な人を叩く行為。

小さな会社内でも不毛な派閥を作る行為。

社会全体から小さな集団まで、「村社会」と化す時、裏面が発動される。

表面は誇るべき姿勢があると思う。

終わりに

子どもは吸収が早いもんで、もう僕が理解できない長文で英語を話す。

僕の英語力がレベル2しかないってのもあるだろう。

移住の成果は感じる。

僕は僕で仕事で成果を出さないといけない。

一緒に働く仲間が明らかに感じる成果を。

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