マレーシアのちょっと田舎のインターナショナル校に見学に行ってみた。
今は首都クアラルンプールってとこに住んでいるんだけど、僕が元々住みたかったのは今回訪れたジョホールバルという地域。
海外移住で最初から田舎暮らしは不安なので、住みやすい都市暮らしからスタートしたのだ。
ただ、1年が経ち少し慣れてきたので、子どもが小学生に上がるタイミングで引っ越そうかと考えている。
引っ越しを考えてるジョホールバル
ジョホールバルはマレーシアの最南端に位置する都市で、移動時間はクアラルンプールから飛行機で1時間ほど。
シンガポールと国境を接してして、ジョホール海峡を橋一つでシンガポールと繋がっている。
冒頭で田舎と言ったけど、「イスカンダル計画」という国をあげて壮大なスケールで開発している。
まだ田舎感は残ってるけどこれから都市化するらしい。
さすが発展途上国。
こんな時代だからこそ自然が一番
転校・引越しの理由は「子どもを自然豊かな環境で育てたい」から。
田舎なので学校の敷地も広大にあり、敷地内にビーチがあったり、森や丘を持ってるところがある。
自然豊かな環境で育つと、ストレス耐性がつくと言われている。
流行りの言葉でいうとレジリエンス力。
彼らはデジタルにまみれることが確定してるので、日常生活は自然豊かな方がいいと思ってる。
〇〇式で異なる教育方針
学校はアメリカ式、イギリス式、オーストラリア式など色々。
僕はアメリカ式がいいと思ってる。
中学生にあがるまでは宿題なし。
先生は子どもの興味関心とコミュニケーション力を伸ばすことを大事にする。
もはや私たち(先生)は”Teacher=教える人”ではないと言っている。
既存の暗記的な学習はもうネットやAIの方が得意なので、学校で大人がやるべきことは子ども達の助けになり勇気を与えることだと。
日本の教育に近いのはイギリス式。
それでもやはり自発的な言動など、コミュニケーション力が重視されていることに変わりはない。
ちなみに〇〇式のインターナショナル、最終的には自国の大学に誘導している。
そうやって自国の大学に誘導してその国で働かせて、国力にするのがゴールなのだろう。
教育の目的の一つは洗脳なのだ。
アメリカ式2校の特徴
僕と妻が興味を持ったアメリカ式2校の特徴がこれ。
1つ目(A校)、巨額投資、最新設備、若く先進的っぽい校長先生、世界から優秀な先生を獲得。
2つ目(B校)、コンセプト重視(自然・体験学習)、通学時に親とのコミュニケーションもしっかり、預かりも含めたサービス。
どちらの学校もクラスの定員は10〜19人で大人(先生)は2人。かなり手厚い。
どちらも良い印象だった。
ただ、A校は校長先生ともたまたま会えて、子どもと積極的にコミュニケーションを取ってくれる姿が印象に残った…
どっちを選んだからといって誤差みたいなもんだろうけど迷うな〜。
まぁ、あと1年あるから結論は先延ばしにしよう。
生徒の国籍割合
上記2校とも似ていた。
中国人35%、韓国人30%、日本人5%、残り30%は15か国ほど。
中国人は人口約14億人、海外移住と教育に積極的。
一方、韓国人は人口約5000万人と少ないながらも中国人と同じくらいの割合がいる。
理由は国内需要の少なさ(成長鈍化)、国内の教育制度の厳しさ、そういった事情から英語教育を重視する傾向。
また、妻のママ友の韓国人曰く、みんな同じであることを押し付けてくる国民性があるらしい。
「それは日本も全く一緒だよ」と盛り上がったらしい。
終わりに
今回この見学のために一週間ジョホールバルに滞在した。
おかげで仕事が手につかず、一週間子どもの奴隷として仕えた。
僕にとってこの年代(4才と2才)の子どもらを育てるのは、9割苦行である。
身の回りのお世話をして奴隷として仕えた挙句、働いたお金も教育資金ですべてふっ飛ぶ。
別にいい。
子どもの教育が終われば資産ゼロでいい。
「DIE WITH ZERO ゼロで死ね」、これを体現するのだ。