誤解のないように最初に断っておく。
タイトルの”あなた”はご利用者のことではない。
一緒に働くスタッフのことだ。
昔から続いていて、今もこれからも起こること。
それらを言語化する努力をして、必要なことは伝える勇気が持てたのでブログにしておく。
目次
あなたは利益を生み出す活動に貢献しなければならない
会社とは、経済的な利益とお客様(ご利用者)の利益を追求する団体である。
株式会社障がい者ライフサポートでは、僕を筆頭にみんなその労働者なのだ。
もしマニュアルがなかったり、今までやったことがない業務だとしても、どうしたら会社とご利用者の利益に貢献できるのか?
全員が考える必要がある。
そのために仕事している。
用意された業務をこなすためだけに仕事をするわけではない。
あなたと目線が違いすぎると仕事にならない
一緒に働く以上は求めるものがある。
「こっちは給与を払ってるんだから」なんて下品な話ではない。
得手不得手はあろうと、利益を追求するチームの一員である以上、仕事をする時間はそれに向き合ってほしいのだ。
業界未経験や入社して間もないと、わからないことも多いだろう。
ただ、
- ・早く1人前になりたいです!
- ・会社の利益に貢献したいです!
- ・私に出来ることは何ですか?!
こんな姿勢はいつでも誰にでも出来る。
残念な人は、「教えてもらわないと困ります」「私は新人なんだから」を滲み出してくる。
今までに「私は雇われなんだから」と公言する人もいた。
そんな人と話をするのは仕事などではなく、もはやサービスである。
あなたは新しい取り組みでも怒る
ご利用者の利益を追求するとなると、必然的に新しいことに挑戦する頻度は多い。
もちろんマニュアルも何も無いので、ネットか何かで調べて良かれと思う手段をとるまでだ。
イチから作っていくのである。
過去に、「今までになかった業務なので出来ればやりたくない」などと言う人もいた。
必要性を伝えても変わらないので、「これはお願いではなく業務なのだ」と告げると辞めていった。
それでも厳重注意ができなかった
スタッフが辞めることを怖れていたのだ。
人手不足もあるし、一過性でも全体の士気が低下することを恐れていた。
モチベーションの低いスタッフと、それを不満に思っているスタッフ。
僕は双方の言い分を聞いては「まぁまぁ…」「飲んで解決しよう!」みたいな、良くない対応をしていた。
正に原因療法をせず対症療法だけして、楽な方楽な方に逃げていた。
今までは。
必要なのは努力と勇気だった
前章の「飲んで解決しよう!」なんて方法は自分が1番しない方法なのに、人にはそうしていた。
採用や教育に対する努力もせずに…
このブログ、YouTubeを始めて流れが変わった。
やる気がある人からの応募が増え、一緒に頑張りたいと思うスタッフが増えてきた。
僕も文章と動画でアウトプットすることで考えに整理がつきやすくなり、客観視する機会も増えた。
僕に必要だったのはとにかくアウトプットだった。
- ・なんであの人はモチベーションが低いんだ…
- ・会社とご利用者の利益を追求したいだけなのに…
発想のすべてが「悪いあの人」と「かわいそうな自分」になっていた。
大事なのは「これからどうするか」しかなかった。
余談
ちなみにYouTubeチャンネルで視聴してくれている人は、お客様である。
- 顔の見えない相手への発信だとしても、リアルの面談で言わないことは言ってはいけない
YouTubeを教えてもらった僕の先生の言葉である。
例えば、動画内で「アセスメント」というワードを出した時に、「アセスメントがわからない人は調べておいてくださいね」とは言わない。
リアル面談のインテークやモニタリングで、ご家族に「わからんかったら調べといてね」は絶対に言わない。
専門用語はあまり使わず、使ったとしても「アセスメントとは皆さんからの聞き取りのことです」などと簡単に即注釈を入れる。
だから動画を撮る時はいつも、僕がファニーの相談室でご家族と面談をしていた風景を思い出しながら撮っている。
「このフレーズはあの人に言ったな」「この問題はあの家族と一緒に考えたな」
そんなことを考えながら。
しかしこのブログはスタッフ向け。
だからアセスメント、インテーク、モニタリングがわからなければ調べておいてほしい。
サービスではないのだから。
終わりに
今の僕の生きる指針は勇気である。
真意を伝える勇気、止める勇気、踏み出す勇気。
ありとあらゆることに、決断する勇気を出している。
すべては勇気から始まる。