2024年5月、単独型ショートステイ「ひといき八幡が丘」をオープンさせた。
今回は特に”イケそうな”予感がプンプンしている。
これは会社にとっても地域にとっても価値のある事業になりそうだ。
グループホームブームでもショートステイはさっぱり
原因は「社会的要望の強さ」なのかなぁ。
同じ宿泊サービスなのに単独型ショートは数が増えない。
確かに集客や利用の管理はショートの方が難易度が多少上がる。
ただ、サビ管不要、支援計画書不要、というやりやすさもある。
※支援に計画がいらないって訳じゃなく、制度設計上、計画書がいらないという話
3年前に始めた友人も、課題はあれど順調に経営している。
「これはショートステイがこれからたくさんできるだろう…」
そう予測していたけど誰もやらないから自社でやることにした。
宿泊サービスが利用しづらい人へ届けたい
単独型、小規模の強みは個別ニーズが拾えることに他ならない。
- ・強度行動障害の状態にある人
- ・自閉傾向が強い人
特にこれらの人は利用しやすいはずである。
これらの人が利用する時は人数を制限したり、顔馴染みのスタッフを揃えるなどの配慮が出来る。
顔馴染みのスタッフとは、ここのショートスタッフに限らず、当社の生活介護や訪問介護のスタッフも含まれる。
顔馴染みの人がただいるだけでもみんな安心なのだ。
児童も利用できる
子育て、クソ大変なんだよね。
こんなに大変だと思わんかった。
僕の子どもは今3才と1才だから、今が一番そういう時期なのかもしれないけど…
介護や支援がたくさん必要な障害児を育てるのは、子育てがずっと続いているイメージ。(僕のイメージ)
シングルマザーとか近くに頼れる親がいないとかで育ててる人を見ると、「大丈夫ですか?」と言いたくなる。
そんな人たちにサービスが届いたら嬉しい。
これも2章に書いた通り、「児童が利用する日は児童だけ」にすることが出来る。
単独型の強みだ。
1章に書いた”3年前に始めた友人”の施設では、ご利用者の約6割が児童らしい。
ニーズは証明されている。
障害福祉サービスとかなかった頃の親たちはホント大変だったんだろうなぁ…
会社を知ってもらえるアンテナ役
ショート単独で成果を出すことも当然だけど、会社全体に影響を与える期待をしている。
ショートステイを起点に、生活介護、グループホーム、訪問介護に繋げたい。
何事も知ってもらえなければ始まらない。
その点、ショートステイは利用したい時に利用できるよう、複数の事業所と契約している人が多い。
言い方は悪いけど、”とりあえず”契約してくれるのだ。
実際に利用してくれるかどうかはまた別の話。
ただ、一度当社施設に足を運んでもらい、面談、契約させてもらえる効果は大きい。
一度商品を買ってもらえた後は簡単と言われている。
マーケティングの基本「一貫性の原理」。
こういう事業を持ち育てることは、経営を有利に進めることに他ならない。
終わりに
海外に住みながらも新規出店が出来たことをスタッフに感謝したい。
みんなの頑張りで会社が成り立っています。
その恩恵で障害者やその家族の生活が成り立っています。
そんな自負を持ちながら。
事業活動は有利に進めていこう。